ソニー損害保険は8月28日、「全国カーライフ実態調査」の結果を発表した。調査は2024年7月12日~7月16日、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1000名を対象にインターネットで行われた。

「自然災害によって車に損害が生じたことがある」22.3%

全回答者1,000名に、これまでに、自然災害によって車に損害が生じたことがあるかを聞いたところ、「ある」は22.3%、「ない」は77.7%となった。

  • これまでに、自然災害によって車に損害が生じたことがあるか

車に損害が生じた自然災害、1位は「台風」

自然災害によって車に損害が生じたことがある223名に、車に損害が生じた自然災害を聞いたところ、「台風」(42.2%)が最も多くなり、「大雨・ゲリラ豪雨」(37.2%)、「洪水」「大雪」(いずれも17.5%)、「ひょう」(17.0%)が続いた。

  • 車に損害が生じた自然災害

「車を自然災害から守るための対策を講じている」人は22.9%

全回答者1,000名に、車を自然災害から守るための対策を講じているかを聞いたところ、「講じている」は22.9%、「講じていない」は77.1%となった。

  • 車を自然災害から守るための対策を講じているか

車を自然災害から守るための対策を講じている229名に、車を守るための対策を講じている自然災害を聞いたところ、「台風」(38.0%)が最も多くなり、「大雨・ゲリラ豪雨」(37.1%)、「洪水」「大雪」(いずれも20.1%)、「ひょう」(14.4%)が続いた。

  • 車を守るための対策を講じている自然災害

前方の道路が冠水していた際の行動は?

近年、台風や大雨・ゲリラ豪雨などによる道路の冠水が多く発生している。車で走行中、前方の道路が冠水していた際の行動について聞いた。

全回答者1,000名に、走行している道路の前方が冠水しており、冠水部分がどのくらいの深さかわからない場合どうするかを聞いたところ、「進入せずにすぐに引き返す」(60.6%)が最も多くなり、「停止して様子をみる」(17.8%)、「ゆっくり進入する」(8.0%)、「スピードを上げて進入する」(2.4%)が続いた。また、「わからない」は11.2%だった。

年代別にみると、10代・20代では「停止して様子をみる」が20.8%と5人に1人の割合となり、「わからない」が18.0%と他の年代と比べて多くなった。

  • 走行している道路の前方が冠水しており、冠水部分がどのくらいの深さかわからない場合どうするか

「自動車が冠水した道路を走行する場合、水深が車両の床面を超えると、エンジン、電気装置等に不具合が発生するおそれがある。また、水深がドアの高さの半分を超えると、ドアを内側からほぼ開けられなくなる。危険を回避するため、道路が冠水していて深さがわからない場合は、進入せずすぐに引き返すことが大切」と調査では解説している。