ソニー損害保険は8月26日、「全国カーライフ実態調査」の結果を発表した。調査は2024年7月12日~7月16日、自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000人を対象にインターネットで行われた。
年間走行距離の平均は6,972km
自家用車を所有し、月に1回以上車を運転する18歳~59歳の男女1,000名(全回答者)に、年間走行距離を聞いたところ、「3,000km超5,000km以下」(24.2%)や「5,000km超7,000km以下」(21.8%)との回答が多くなり、年間走行距離の平均は6,972kmだった。年代別にみると、年間走行距離の平均は30代(7,338km)が最も長くなった。
過去の調査結果と比較すると、年間走行距離の平均は2020年6,017km、2021年6,186km、2022年6,727km、2023年6,791km、2024年6,972kmと、2021年以来、緩やかな増加傾向が継続していることがわかった。
1ヵ月あたりの車の維持費は平均13,900円、4年連続で増加
次に、車の維持費や負担感について質問した。1ヵ月あたりの車の維持費(税金、ローン返済、有料道路通行料は除く)を聞いたところ、「5,000円~10,000円未満」(30.5%)との回答が多くなり、維持費の平均は13,900円だった。
主に運転している車のボディタイプ別にみると、維持費の平均が最も低くなったのは軽自動車(10,700円)、最も高くなったのはセダン(17,900円)だった(オープン・クーペは参考値のため分析対象から除外)。
過去の調査結果と比較すると、維持費の平均は 2020年10,900円、2021年11,700円、2022年12,800円、2023年13,500円、2024年13,900円と、4年連続で増加した。
ドライバーが負担に感じる諸経費、1位「ガソリン代・燃料代」2位「自動車税」
車の諸経費で負担に感じるものを聞いたところ、「ガソリン代・燃料代」(68.4%)が最も多くなり、「自動車税」(62.1%)、「車検・点検費」(59.4%)、「自動車保険料」(46.2%)、「駐車場代」(19.9%)が続いた。 居住地別にみると、「駐車場代」は都市部では35.8%と、地方(16.6%)に比べて19.2ポイント高くなった。
過去の調査結果と比較すると、「ガソリン代・燃料代」は2022年68.1%、2023年66.4%、2024年68.4%と、3年連続で7割近くとなった。原油価格高騰や円安による輸入価格上昇の影響で、ガソリン価格は高止まりの状態が続いているため、負担感を持っている人が多いのかもしれない。
ガソリン代・燃料代の節約方法
全回答者1,000名に、ガソリン代・燃料代を節約するために行っていることを聞いたところ、「セルフ式ガソリンスタンドで給油する」(37.2%)が最も多くなり、「急発進・急停車をしない」(32.4%)、「適度にエンジンオイルを交換する」(31.3%)、「速度を出しすぎない」(25.4%)、「定期的にタイヤの空気圧を点検する」(24.4%)が続いた。給油方法や運転方法、適切なメンテナンスによって節約している人が多いようだ。