テレビ東京が、5人の若手プロデューサーが企画したバラエティ番組を放送する「トライアルマンデー」企画(9月2日24:30~ 5週連続放送 ※一部24:40~)を行うことが、26日に明らかになった。
同局内では今春、「大ヒット番組生み出せプロジェクト」と題して、30歳以下の若手社員から企画を募集し、新たな大ヒット番組誕生を目指すプロジェクトを行ったという。集まった企画の中から5名が選出され、毎週月曜深夜24時30分~25時の新企画バラエティを流している枠で、9月2日からの5週間「トライアルマンデー」と銘打ち、毎週一人ずつのバラエティ企画を放送することとなった。
先陣を切って9月2日に放送するのは、2054年に放送されているという設定の架空の平成振り返りバラエティ『平成はよかった…2054』(千田洸陽プロデューサー)。今じゃありえないと驚く平成時代のぶっ飛びニュースやカルチャーに、“永丸” (※2054年の架空の元号)世代がドン引き。さらに、2054年の常識に、大御所平成芸人・せいやもタジタジとなる。内容は実際の未来予測に基づいたフィクションで、せいや(霜降り明星)、中原みなみ(テレビ東京アナウンサー)、“永丸”世代が登場する。
続いて9月9日は、:山里亮太(南海キャンディーズ)、伊原六花が出演し「スシローの寿司1貫が目の前に届くまでに総勢何人」「公衆電話1日の利用者は総勢何人」「東横線の終電から始発までに働いている人々は総勢何人」など、関係者ですら知らない未知数を1人残らず本気で数える『総勢何人』(加納武司プロデューサー)。
9月16日は、スギちゃん、じゅんいちダビッドソンが出演し、「ワイルド仙人に遭遇! スギちゃんとワイルド対決勃発!?」「日本初の絶景空中ブランコ! 空中でまさかのキス!?」「ナレーターも大号泣! 2人の壮絶チャレンジ&知られざる感動秘話」といった、事前に作った理想のサムネイルにたどり着くまで終わらない無茶ぶりロケ番組『先にサムネ作っちゃいました』(羽根田翼プロデューサー)を放送する。
そして9月23日は、タイムマシーン3号が出演するお散歩バラエティ『トマソンを愛でる』(松澤啓プロデューサー)。トマソン【Thomasson】とは、「存在意義の分からない、無用の長物。それでいて、芸術作品のような深みを持つもの」「まったく役には立たないけれど、その存在に気が付けば日常風景がちょっとだけ楽しくなるもの」「普段見慣れているいつもの街並みからでも、実はいくらでも見つけることができるもの」という意味がある。そんなトマソンを探して、愛で、その存在理由に妄想を膨らませながら、いつもと違う街の姿を見つけ出していく。
9月30日は、泣ける心霊『ナキヨメ』(牧島俊介プロデューサー)を放送する。柴田理恵、中谷(マユリカ)が出演し、現世への未練を残した霊が棲むと噂される、とある廃病院を舞台に、感受性豊かな柴田と中谷が清らかな心で霊に寄り添い、丁寧にお清めする。
『平成はよかった…2054』霜降り明星・せいや コメント
「何、この番組?」ですね、感想は。
見たことないものを見たい方は、怖いもの見たさで見てください。
『平成はよかった…2054』千田洸陽プロデューサー(テレビ東京 制作局) コメント
「昭和は電車でタバコが吸えたんだよ」と、昭和世代の皆さんが振り返って、Z世代が「へえ~」って言うやつの、平成擬似体験版です。番組ラストに平成のビッグアーティストの方が生唄を披露してくださいます! 20代後半~30代の皆さんに刺されば嬉しいです!
『総勢何人』伊原六花 コメント
何気なく見てたり食べてたりするものに、こんなにも多くの人々が関わってるんだ…と日常がありがたく感じました。
意外と「この作業をこの人数で!?」というプロフェッショナルにも驚きました。
『総勢何人』山里亮太 コメント
公衆電話の利用人数を数えたディレクター…大奮闘でしたね。
ただ、彼が今回の番組を実家の友達に言うかどうかが気になります。
ぜひ皆さんに見届けてほしいです。
『総勢何人』加納武司プロデューサー(テレビ東京 制作局) コメント
3つのVTR全て、各企業が把握していない“合計人数”という情報を…ただただ愚直に数えました! そのため、もちろん史上初の結果をお届け出来るかと思います。
『先にサムネ作っちゃいました』じゅんいちダビッドソン コメント
やたらとNG項目をしつこく聞かれました。 何をやるのかめちゃくちゃ不安ですが、無茶ブリに応えられるよう頑張ります。
『先にサムネ作っちゃいました』羽根田翼プロデューサー(テレビ東京制作) コメント
過去に類を見ないほどのコンテンツ飽和時代・・・
内容が面白くても、サムネイルが地味だと観てもらえずに埋もれてしまうなと感じることが多々ありました・・・
だったら最初から目立つ面白いサムネイル作っちゃえ!ということで、ロケ前に理想サムネ作っちゃいました!
こんな奇跡の撮れ高ロケあるの!?と思っちゃうサムネですが、修羅場を潜り抜けてきた2人ならやってくれるはずです!
『トマソンを愛でる』松澤啓プロデューサー(テレビ東京 スポーツ局) コメント
あなたは、トマソンを信じますか?
私はトマソンのおかげで、日々の生活がとても楽しくなりました。
以前までの私は、散歩とは名ばかり、ただ両脚を規則正しく前後するだけの運動を繰り返すヒトでしたが、
トマソンを見つける悦びに目覚めてからは、日常の風景が光り輝き、ありきたりな日々に楽しみを見出せるようになりました。
今ではトマソンなしのお散歩なんて考えることもできません。
さあ、あなたもトマソンを愛でましょう。
トマソンは街中にあるのではありません。そう、あなたの心の中にあるのです。
『ナキヨメ』牧島俊介プロデューサー(テレビ東京 制作局) コメント
導かれた先で、それぞれの力が輝きます
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