JR西日本と日本旅行は26日、「tabiwa」限定発売の「ありがとう381系緑やくも色編成『幕回し』と、米子扇形車庫見学」旅行プランを発表した。9月23日に新大阪駅を出発する1泊2日のプランに加え、現地発着プランも用意する。
特急「やくも」で活躍した381系は、今年6月に定期運用を終了した後、順次、役目を終えているという。今回、381系に施された車体カラーのうち、「緑やくも色」編成が役目を終えることに。これまでの活躍に感謝の気持ちを込め、同編成を見学できる旅行プランの発売が決まった。
出発日の9月23日、新大阪駅から岡山駅へ移動した後、特急「やくも」に乗車し、米子駅へ。米子駅に隣接する後藤総合車両所米子支社内の扇形車庫を見学した後、特急「やくも」で米子駅から出雲市駅へ移動して1泊する。翌日は出雲市駅から貸切バスで後藤総合車両所出雲支所へ移動。381系「緑やくも色」編成のヘッドマーク字幕が回転する様子など見学する。
ヘッドマーク字幕に関して、かつて381系を使用した列車のヘッドマークが約20種類あり、そのすべてを見られるという。幕回し見学時間は約20分の予定。出雲市駅に戻った後はフリータイムとなり、同駅から特急「やくも」で岡山駅へ。新大阪駅へ帰着した後、解散する。なお、現地発着プランは米子駅集合・出雲市駅解散とされ、1日目の米子駅から扇形車庫の見学、2日目の381系「緑やくも色」ヘッドマーク幕回し見学から貸切バスで出雲市駅に到着するまでの行程となる。
商品内容・旅行代金等の詳細は8月27日、日本旅行「鉄道ファンの宝箱」(tabiwaトラベル)内に掲載予定。募集人員は80名(車両基地内を見学するツアーのため、未就学児童の参加は不可)を予定している。申込みはインターネットでのみ受け付け(電話予約なし)、日本旅行のマイページの会員登録が別途必要とのこと。8月28日11時に発売され、先着順で申込みを受け付ける。
新大阪発着の旅行代金は2名1室利用で大人3万7,800円・こども2万9,800円、1名1室利用で大人3万9,800円。現地発着の場合は2名1室利用で大人2万5,800円・こども2万3,800円、1名1室利用で大人2万7,800円。ツアー参加者へ渡される「381系やくもツアーオリジナルグッズ」「381系グッズ(非売品)」も旅行代金に含まれる。