JR東海、御殿場線90周年記念キャンペーン - 12月に315系の運行開始

JR東海は26日、御殿場線が12月1日に90周年を迎えることを記念し、御殿場線90周年記念キャンペーンを10月1日から開催すると発表した。沿線地域の地元自治体をはじめとする関係者と連携し、さまざまな企画を展開する。

JR東海が御殿場線90周年記念キャンペーンを実施

国府津～御殿場～沼津間はもともと東京と大阪を結ぶ鉄道の一部として建設され、1889(明治22)年に開業。その後、1934(昭和9)年の丹奈トンネル開業にともない、熱海駅経由のルートが東海道本線となり、国府津～御殿場～沼津間は路線の名称を御殿場線に変更した。御殿場線90周年記念キャンペーンは10月1日にスタートし、2025年3月31まで開催される。

開催にあたり、キャンペーンロゴを制作。「9」と「0」の文字を重ね、御殿場線と地域との共生をイメージした。水色の富士山デザインは、かつて御殿場線を運行した371系の特急「あさぎり」のヘッドマークをイメージ。「9」の文字の中に、12月から御殿場線で運行開始する予定の315系を描き、御殿場線のさらなる活躍を期待したデザインとしている。

キャンペーンロゴ (提供 : JR東海)

12月8日に御殿場駅で90周年の感謝の気持ちを込めた記念式典を実施。JR東海および沿線自治体の関係者をはじめ、御殿場市出身タレントの勝俣州和さん、御殿場市在住フリーアナウンサーの岡副麻希さんも出席する。関係者のみで開催されるため、一般の観覧席等は設置しないとのこと。同日にJR東日本・小田急電鉄と連携した御殿場線90周年記念イベント列車の運行も予定しており、詳細は決まり次第、改めて発表する。

御殿場線にまつわる写真を一般募集するフォトコンテストも開催。列車や沿線の魅力が伝わる風景など、御殿場線に関わる写真を9月17日から10月31日まで募集する。ハッシュタグ「#御殿場線90周年」を付け、期間中にInstagram・X(旧Twitter)に投稿することで応募できる。12月8日から、フォトコンテストの優秀作品を車内展示した「御殿場線90周年フォトトレイン」1編成(2両編成)も運行される(運行期間は2025年3月31日まで)。