日本テレビ系バラエティ特番『笑神様は突然に…2024夏SP』(25日19:58~)に、新たな企画として「芸人推し活ツアー」が登場。お笑い大好き女子の渋谷凪咲と黒田みゆアナウンサーが、劇場・自宅・打ち合わせ中など、今推したい若手芸人が一番輝ける現場に向かい、その面白さをアピールするというものだ。

これまで渋谷の芸人に対する造詣の深さは知られていたが、情報番組『DayDay.』を担当する黒田アナは想定外のお笑い熱量を披露し、スタジオをザワつかせるほど。そんな2人と、ロケに同行した平子祐希(アルコ&ピース)に、収録後に話を聞いた――。

  • (左から)平子祐希、渋谷凪咲、黒田みゆアナ

    (左から)平子祐希、渋谷凪咲、黒田みゆアナ

渋谷凪咲、「山下ギャンブルゴリラさん」を連呼

渋谷が推すのは、豪快キャプテン(吉本興業)。「大好きな芸人さんを『笑神様』で皆さんにご紹介できるというのが本当にうれしくて! 私は山下ギャンブルゴリラさんが汗をかいている姿を見るのがすごく好きなんですけど、ちゃんと物理的に汗をかいてるのが見られましたし、山下ギャンブルゴリラさんの良さが最後に出たので、すごく良かったなと思いました」と、“山下ギャンブルゴリラさん”を連呼しながら手応えを語る。

黒田アナは「豪快キャプテンさんは、おふたりの力関係が明確なところも、見ていて面白かったです。べーやんさんが山下ギャンブルゴリラさんにずっと言われっぱなしの感じとか、私もあまり存じ上げなかったのですが、めちゃくちゃ面白くてファンになりました」といい、平子は「若手の技術がどんどん上がって、器用で何でもやりこなす中で、これだけ人間味あふれる若手は久々に見ました。全国で愛される存在になるだろうなと、すごく感じましたね」と太鼓判を押した。

一方の黒田アナが推すのは、ナイチンゲールダンス(吉本興業)、今井らいぱち(吉本興業)、センチネル(太田プロ)。「今回はロケという形だったのですが、本当にネタもめちゃくちゃ面白いので、これをきっかけにライブに行ってみようかなとか、ラジオ聴いてみようかなと思ってもらえたらすごくうれしいです。それに『笑神様』がターニングポイントになって活躍される芸人さんがたくさんいらっしゃるので、そのきっかけになっていたらうれしいです」と声を弾ませる。

渋谷は3組の中でも「センチネルさんは本当にファンになっちゃいました」とぞっこん。平子は「今回のロケでネタをほぼ初めて見たんですけど、感動しちゃって、彼らを連れてちょっとだけいい肉を食べに行きました。みんなでタクシーで移動しようと大通りに出たんですけど、なぜかあからさまな乗車拒否にあって、30分くらい歩いていきました」と、苦いエピソードとともに振り返った。

  • 渋谷凪咲

黒田アナ、推し芸人に尋常ではない文量の手紙

新しい若手芸人を知る情報収集について聞くと、渋谷は「お仕事で芸人さんとお会いする機会が多いので、どんどん調べて、ラジオされてたらその番組は絶対聴きます。ラジオって、一番人間性やコンビの関係性があらわになるので、そこで好きになったらもうずっとファンになりますね」とのこと。radikoで聴ける地方局の番組にとどまらず、「大阪の若手芸人さんが出てるYES-fmっていうコミュニティラジオの配信も聴いてます」と、ニッチな仕事までカバーしている。

黒田アナは「私はライブに週に1回行くので、センチネルさんも初めて見たのは新宿の地下にある劇場でした。そこで面白いなというのを知って、渋谷さんと同じようにラジオを聴いたり、YouTubeを見たりするのですが、やっぱり生で見るお笑いは芸人さんの熱量が直に伝わってくる感じがあるので、すごく好きですね」と話した。

  • 黒田みゆアナ

この2人の芸人を見るセンスについて、平子は「異常ですね」と表現。「テレビのこういう企画って、ある程度夜に出始めてるくらいの若手を紹介するのがほぼほぼだと思うんですけど、ゴールデン帯ではじめましての芸人ばかりだったので、言葉を選ばずに言うと“イタオタ”レベルでしたね」と驚く。

特に黒田アナは、テレビでここまで芸人愛を語ったのは、今回が初めて。「関西出身なので周囲にもお笑い好きな人が多かったので、そこまで人と違うとはあまり思っていなかったんです」というが、今回のロケでは、推し芸人に尋常ではない文量の手紙を書いたり、ライブに行くたびに細かくメモを取っていることが明かされている。

メモを取るのは、「後で見返すと、この日にどんなネタをやってらっしゃるのかが思い出せるので、記録に残したいと思って社会人になって始めたんです。いつか仕事に生きることもあるかなと思って」というが、VTRでお笑い愛があふれまくる自身の姿を客観的に見て、「だいぶイタイ感じだったので、今後劇場に行くのを芸人さんたちに嫌がられたりしないか心配です(笑)」と苦笑いしていた。