JR東日本は、秋の期間(2024年10~11月)に運転する臨時列車について発表した。定期運行を終了している特急形電車185系・255系に関して、夏の期間まで臨時特急列車に使用されていたが、秋の期間は両形式とも記載がなかった。
国鉄時代に製造され、特急「踊り子」「あかぎ」などで活躍した185系は、2021年3月に定期運行を終えた後も臨時列車等で使用されてきた。今夏も7月20・21日に大宮~越後湯沢間で運転された臨時列車の特急「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」で185系を使用。その他、7月13~14日に運転された夜行の団体臨時列車「国鉄型185系南小谷行き」や、7月27日にクラブツーリズムが開催した「ついに実現 185系で行く 品川⇔沼津 日帰りツアー」でも185系(B6編成)が使用された。
臨時列車の特急「谷川岳もぐら」「谷川岳ループ」は9月7・8・28・29日にも運転予定だが、使用車両は185系からE257系(5両編成)に変更される。秋の期間も10月5・6・13・20・27日と11月2・3・4日に運転予定だが、車両は引き続きE257系(5両編成)を使用するとのこと。
JR東日本の発足後、1993年に登場した255系は、長きにわたり房総方面の特急列車で活躍。近年は特急「しおさい」を中心に運用されたが、2024年3月のダイヤ改正でE259系(一部列車はE257系)に置き換えられた。現在、定期運行はなくなったものの、夏の期間に運転される臨時の特急列車「新宿さざなみ1・4号」「新宿わかしお1・2号」などの使用車両として、E257系とともに255系が記載されている。その後、9月7日の特急「ビューさざなみ」、9月8日の特急「ビューわかしお」で255系を使用することも発表された。
秋の期間、房総方面の臨時特急列車は「新宿さざなみ」「新宿わかしお」ともに使用車両はE257系(5両編成)となっている。他の臨時特急列車についても、おもにE257系またはE653系を使用する予定。夏の期間まで見られた185系と255系は記載がなかった。
なお、JR東日本は今回の発表に際し、「掲載情報は8月22日(木)時点の情報です。最新の情報はJR東日本ホームページ等でご確認ください」と説明している。185系に関して、9月以降に団体臨時列車の運転も予定されている。