テレビ朝日の“シン・時代劇ドラマ”『君とゆきて咲く~新選組青春録~』(24:45~※一部地域除く)第17話がきょう21日に放送される。

  • 左から杢代和人、羽谷翔太=テレビ朝日提供

■手塚治虫氏原作『君とゆきて咲く~新選組青春録~』

手塚治虫氏の隠れた名作『新選組』を初映像化する今作では、熱い友情で結ばれながらも、時代の波に翻弄され、やがて白刃を交えることになる2人の若き隊士、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)の姿、幕末という混沌の時代を閃光のごとく駆け抜け、はかなく散っていった新選組隊士たちの青春を2クール連続放送で描く。これまでの時代劇にはない流麗な“剣舞”も織り交ぜ、ニュースタイルの時代劇を創出する。

■新之丞の思いが明かされる第17話

今夜放送の第17話では、意を決した新之丞(杢代和人)の思いが明かされるとともに、常に2人一緒だった南無之介(羽谷勝太)と、ついに決別の瞬間が訪れることに!? 新選組を辞めると言いだした新之丞の衝撃の決意の告白から幕を開ける第17話。新選組には“脱走、脱退は見つけ次第、連れ戻し切腹”という掟があり、山南敬助(永田崇人)もそれゆえ覚悟の死を遂げただけに、大作も丘十郎は絶句するほかない。しかし、新之丞は山南の最期の教えがあったからこそ、改めて斬りあうことの虚しさを痛感したのだと語り、もう自分に嘘はつけないと打ち明ける。新之丞は「私はひとりで行く。各々の人生を歩まねばならない時が来た」と宣言し、「おれの生きる道は新之丞さまをお守りすること」と一緒に行くことを申し出る南無之介を拒絶。新之丞、南無之介それぞれの“譲れない思い”がぶつかり合い、ついに2人は木刀を手に対峙することに。

一方、大作は大切な存在である丘十郎を守るため、夜な夜な覆面で長州藩士を斬り続け、自ら深い闇へと迷いこんでいく。そんな大作の暗躍は、策士である桂小五郎(荒牧慶彦)も把握しており、このままで終わるはずもない。“誠”の旗のもと、肩を寄せ合っていた大作、丘十郎、新之丞、南無之介は散り散りになってしまうのか!?

【編集部MEMO】第17話あらすじ
新選組を辞めると言いだした松永新之丞(杢代和人)に、鎌切大作(前田拳太郎)と深草丘十郎(奥智哉)は驚きを隠せない。新選組には“脱走、脱退は見つけ次第、連れ戻し切腹”という掟があり、それゆえ山南敬助(永田崇人)も切腹に至ったのだ。しかし、新之丞は山南の最期の教えがあったからこそ、斬りあう虚しさに気づきながら見て見ぬふりをしてきた自分の気持ちを確認できたと告白。もう自分に嘘はつけないと打ち明ける。そんな新之丞の決意を聞いた南無之介(羽谷勝太)は自分もついていくと申し出るが、新之丞は、南無之介は連れていかずひとりで行くと拒絶して……。