映画『ブルーピリオド』(公開中)の大ヒット御礼舞台挨拶が20日に都内で行われ、眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、萩原健太郎監督が登壇した。
同作は山口つばさ氏による人気漫画の実写化作。からっぽだった高校生・矢口八虎(眞栄田)が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく。
映画『ブルーピリオド』に眞栄田郷敦の兄・新田真剣佑がカメオ出演
イベントでは、同作の冒頭に眞栄田の兄・新田真剣佑がカメオ出演していることが明かされた。新田からの「皆さんこんにちは。郷敦をよく知る者です笑」「主演の現場でお芝居をしている弟の姿はすごく立派でした。いつかセリフをかわせる日が来るのを楽しみに待ってます」という手紙が読み上げられると、眞栄田は照れたような表情に。
萩原監督は「まっけんとやりとりしてて、『現場に来る』みたいになって、話したら『出る』みたいな」と経緯を説明。監督が「冒頭5分、渋谷に出ているんですけど、わりと八虎(眞栄田)の近くにいるから、郷敦は絶対に気づいているんじゃないかなと思って」と言うと、眞栄田は「あの日、現場がやたらと緊張感あったんです。なんでこんな緊張感なのかなと思って色々観察していたら 気づいてしまったんですけど、誰も何も言ってこないから、これはきっと公開日にサプライズだなと思って何も聞かなかった。初日に(発表が)来ると思ってたんですよ。だから『今日か』とびっくりしてます」と苦笑する。
さらに眞栄田は「その日エキストラさんがいっぱい必要で、僕の知り合いの関係者とかも結構呼んでたんですよ。『なんでお前いるん!?』みたいな人が、兄貴の関係者だったりして、それも気づいちゃって」と振り返る。萩原監督が「モロに顔が見えるのカットもモニターでチェックしてるから、絶対わかってるだろうなと思ったけど、(眞栄田は)一切言わなかった」と裏事情。眞栄田は「だって、兄貴モニターチェックしてたもん。『バレるわ!』と思って」とツッコんでいた。
兄からの手紙については、「日本語が上手くなったなと思いました」という感想で会場を笑わせた眞栄田。今後の共演については「いつも言ってますね、『いつかやりたいね』というのは。あたためております」と明かし、やりたい役は「仲悪い方がいいですよね。そっちの方がいいじゃないですか。バディでもいいですけど、仲悪い、敵対している方がいいと思います」と希望する。
この発表について、高橋は「知ってはいました。風の噂で聞いて。でも探してなかった」と反応。眞栄田は「うちの母親はまだ見つけられてないらしくて、3回目観に来るって」と家族間でも話していた様子。板垣は「びっくりしすぎて、ここでの会話もよくわかんないしどこに出演されてるのかもわからないし、ちょっとパニック」、桜田は「私も同じくパニックでした。どこにいるか全く知らなかったしその情報も知らなかったので、もう1回見たいと思います」と驚いていた。
新田真剣佑 コメント全文
皆さんこんにちは。
郷敦をよく知る者です笑
何故コメント?と思う方も多いと思いますが、
実は映画「ブルーピリオド」に少しだけ出演させていただいてます!
話せば長いのですが…なんと映画の現場にこっそり遊びに行った際に、監督のアイディアで出演させていただけることに。
主演の現場でお芝居をしている弟の姿はすごく立派でした。
いつかセリフをかわせる日が来るのを楽しみに待ってます。
この夏1番胸が熱くなり涙する映画を是非劇場でご覧ください。