くふうカンパニーグループが運営する家計簿サービス「Zaim」は、「2024年夏の電気代」に関するアンケート調査を実施した。調査期間は2024年7月26日から7月27日で、1,782名(北海道地方 61名、東北地方88名、関東地方791名、中部地方252名、近畿地方309名、中国地方88名、 四国地方36名、九州地方157名)のユーザーを対象に実施された。

2024年7月の電気代(8月請求分)が前月(6月使用、7月請求分)と比較してどのようになる見込みかを聞いたところ、約9割が「上がる見込み」と回答した。そのうち「大幅に上がる見込み(平均見込み金額:3,955円)」と回答したのは約5割、「少し上がる見込み(平均見込み金額:2,000円)」と回答したのは約4割という結果となった。

電気代の上昇については、約6割が「覚悟している、仕方ない」と受け入れている一方で、約4割は「出費増大が不安、怖い」と回答しており、多くの家庭が電気代の上昇を受け入れつつも、その負担を重く感じていることがうかがえる。

エアコンの使用時間について聞いたところ、九州地方の平均使用時間が15.9時間と全国で最も長く、続いて関東地方が15.6時間、四国地方が14.4時間であった。今夏の厳しい暑さで、エアコンを長時間使用せざるを得ない状況がうかがえる。

就寝時のエアコン使用状況について聞いたところ、全体の約8割が就寝時にエアコンを「毎晩使用」と回答した。「毎晩使用」の割合が高い地域は、九州地方(88.5%)、続いて中国地方(86.4%)、関東地方(85.7%)であった。

「毎晩使用」している人のうち、76.9%が「朝までつけっぱなし」であることがわかった。夜間の快適な睡眠環境を維持するために、エアコンが欠かせない状況がうかがえる。

2024年8月分から再開される政府による電気代の補助「酷暑乗り切り緊急支援」について聞いたところ、「詳細を把握している」と回答した人は2割程度に留まる結果となった。

支援に対する意見を尋ねたところ、約7割が「補助は非常に助かる」または「補助がないよりはよい」と回答した一方、「補助期間が短い」(25.5%)などの意見もあり、好意的に受け取りつつも限定的な補助に対する物足りなさも感じていることがうかがえる。