フジテレビ系お昼のバラエティ番組『ぽかぽか』(毎週月~金曜11:50~)発の音楽フェス『ぽかぽかSUMMER FES 2024』が10日、東京・台場の同局社屋周辺で開催中の『お台場冒険王2024』の会場内で行われ、MCの神田愛花が一青窈と「もらい泣き」をコラボパフォーマンスした。

  • 「もらい泣き」を熱唱する神田愛花

    「もらい泣き」を熱唱する神田愛花

一青窈「難しい曲を選びましたね」

「神田さん、難しい曲を選びましたね」と勇気を称える一青窈に、神田は「せっかく一緒に歌っていただけるなら、より難しい歌に挑戦したいと思いまして」と真意を説明。1回3時間弱にもおよぶボイストレーナーによるレッスンや自主トレを重ねたという。

それでも大緊張の神田は「もう、ここ外してもいいですか?」と、ウエストのフロントボタンを外すという大胆行動に。一青窈が「ここ締め付けられると歌いにくいから大事です」と苦笑いしながら理解を示すと、「見た目なんて気にしてられません」と気合いが入った様子だ。

  • 「神田さん、難しい曲を選びましたね」

  • 突如ウエストのフロントボタンを外しだす神田

そして、いよいよ本番。一青窈とパートを交互に歌い分けるスタイルで、神田は表情豊かに、情感たっぷりに歌声を響かせた。最後は熱いハグを交わし、会場は大きな拍手に包まれ、「最高ー!」の声も飛んだ。

「私は貝になりたい」の気持ちで歌唱

「リハよりだいぶテンポが速くなかったですか!?」と驚く神田に、「ちょっと仕掛けました(笑)」と一青窈はニヤリ。続けて、「全然(音程が)つられないのがすごいですよね」「100点満点ですよ」と褒めると、神田は「もう貝になってましたので。分かります? 『私は貝になりたい』ってドラマが昔あったんですけど、閉じちゃうっていう意味です」と心境を明かし、MCの澤部佑は「(ウエストの)ボタンだけ外して(笑)」と、衣装と周囲の音の開閉を理解した。

神田は今回のコラボに臨むにあたり、「この曲をどういう気持ちで書かれたのかというのをアンケートさせていただいて、それを読んで自分の中に落とし込みながら歌ったんです」と歌詞に向き合っていたのだそう。「傷ついて引きこもってしまったお友達を思った曲ということなのですが、そういう友達に実際に出会ったことがなかったので、自分の中にある気持ちを想像して歌わせていただきました」と明かした。

「ファンクラブの会員イベントでもやらないコーナー」の奇妙な絵

そして、番組の名物コーナー「ぽいぽいトーク」でおなじみの「っぽい」イメージを、一青窈にぶつける神田。「バンドの皆さんと10年来の仲間だそうで、皆さんが手だけ出したら当てられるっぽい」と、岩井いわく「ファンクラブの会員イベントでもやらないコーナー」という奇妙な絵とともに発表すると、一青窈は「◯」と回答した。

一青窈はほかにも、森山直太朗との合作「耳をすます」や、名曲「ハナミズキ」を披露。靴を脱いでステージの端に座ったり、客席に降りて座席に立ったりと、自由な歌唱スタイルで観客を魅了し、澤部が「一青窈さんと夕日の相性の良さね…。後頭部と空の感じ、フェスすぎて!」と興奮すると、岩井は「エモだねー」と感傷に浸っていた。

休憩をはさみながら約7時間にわたって繰り広げられたこのフェスの模様は、21日の『ぽかぽか』でも放送される予定。