MFSは2024年8月15日、ユーザーが選ぶ本当にいい住宅ローンランキング2024上期を発表した。
同調査の注目度と人気については、モゲチェックを2023年12月21日~2024年6月20日の間に利用したユーザーに対し、モゲチェックでのサイト回遊状況や銀行審査申込数を踏まえて分析し、それ以外の指標については、モゲチェックを2023年12月21日~2024年7月20日の間に利用したユーザーに対して2024年7月8日~30日にインターネットで実施した。
ランキングは注目度、人気、金利満足度、団信満足度、諸費用満足度、手続き満足度、顧客対応満足度の7つの指標で実施した。
はじめに、注目度(モゲチェックから銀行サイトへの遷移数)を分析すると、1位はauじぶん銀行という結果になった。金利と保障のどちらも魅力的な内容となっており、最初にチェックするユーザーが多かったものと思われる。
2位のSBI新生銀行は金利引き下げキャンペーンを実施しており、集客施策が奏功していると考えられる。
3位はPayPay銀行となり、こちらも金利引き下げキャンペーンを実施しており多くのユーザーに注目されたものと思われる。
続いて、モゲチェックからの事前審査申込数により人気順についてランキングにした。1位は注目度と同じく、auじぶん銀行となった。低い金利及び充実した団信が高い人気につながっているものと思われる。
2位はPayPay銀行で、金利引き下げキャンペーン中の申込が非常に多くなっていた。3位は住信SBIネット銀行で、スゴ団信が幅広い人気を集めているものと思われる。
続いて、金利満足度について聞いてみると、PayPay銀行が1位となった。特別な条件なく、最低水準の金利が適用されることが高い評価につながったと思われる。
2位の住信SBIネット銀行(店舗申込)は対面相談を受けながら比較的低金利で借りられたことが高い満足度につながったようだ。
続いて、団信(団体信用生命保険)満足度について聞いてみると、auじぶん銀行が1位となった。がん50%保障+4疾病50%保障+全疾病が全て無料付帯することが評価されていると考えられる。
ランクインした銀行はいずれもがん50%以上の保障が無料で付いていることが高い評価につながっているようだ。
続いて、 諸費用満足度について聞いてみると、住信SBIネット銀行が1位と3位にランクインする結果となった。
近年は融資額×2.2%(税込み)の手数料となる銀行が多く、上記銀行も基本的には同じ手数料となる。
評価点が高くないことからも分かるが、ユーザーコメントでも「妥当」や「普通」と言った評価が目立った。
続いて、手続き満足度について聞いてみると、住信SBIネット銀行(店舗申込)が1位となった。必要書類ややり取りが多く、煩雑になりやすい住宅ローン手続きだが、対面で安心して進められることに魅力を感じたユーザーが多いようだ。
3位のイオン銀行も同様に、店舗での手続きが評価されたことと思う。2位のPayPay銀行はオンライン手続きのみとなるため来店を面倒に感じるユーザーの評価を集めたものと思われる。
最後に、顧客対応満足度について聞いてみると、三井住友銀行が1位となった。「対応が素晴らしかった。」「丁寧でわかりやすかった」など満足度の高い声が多かった。
2位のイオン銀行と3位の住信SBIネット銀行(店舗申込)はいずれも店舗対応を活かした案内が評価された結果と思われる。