本をたくさん読むと、知らなかった情報が得られ視野を大きく広げることができます。大学生にとっては、就活のヒントになったり、社会に出る不安が解消できたりすることも。本記事では、大学生が読むべき本おすすめ14選をジャンル別に紹介します。「何を読んだらいいかわからない…」と悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

大学生が読むべき本【自己啓発編】

  • 大学生が読むべき本【自己啓発編】

まずは、大学生が読むべき本の「自己啓発編」を紹介します。

嫌われる勇気

フロイト、ユングと並ぶ心理学の三大巨匠とされるアルフレッド・アドラーの思想をまとめた一冊です。青年と哲学者の対話形式で、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」というアドラーの教えを伝えていて、どうすれば人は幸せに生きることができるかが書かれています。

学校やバイト先で対人関係に悩む方も多いはず。他人に嫌われたくなくて言いたいことを我慢してしまう、周囲からどう見られているかを気にしすぎてしまうという方におすすめです。

7つの習慣

全世界4000万部発行のベストセラーで、日本においても有名な自己啓発本です。著者のスティーブン・R・コヴィー博士が成功者たちの共通点を分析し、その原則を「7つの習慣」にまとめています。

コヴィー博士は、「成功するために必要なのはテクニックではなく人格である」と説き、人生を切り開くためのアドバイスをわかりやすく解説しています。大学生活に悩んでいる人は、「7つの習慣」を実践することでものの見方がいい方向に変わるかもしれません。

うまくいっている人の考え方

アメリカの著述家であるジェリー・ミンチントンによるベストセラー。人生がうまくいっている人の特徴は「自尊心」が高いことだとジェリーは言います。

「自尊心とは自分を大切にしようとする心である」と説き、自分をけなさない、他人に期待しないなど、自尊心を高めるための100の方法が紹介されているので、読んだあとはまずできることから実践してみてはいかがでしょう。

エフォートレス思考

大ベストセラーのビジネス書「エッセンシャル思考」の第2弾。「エフォートレス」とは、努力をしない、気楽なという意味を持つ言葉です。

「無駄な努力を0%にして成果を100%にする方法」をテーマに書かれていて、この本を読めば、人づきあいのストレスが減る、我慢が楽しいに変わるなど、さまざまな出来事がプラス効果に働くとされています。

エフォートレス思考を取り入れて、思い通りの成果が出せる自分に近づきましょう。

大学生が読むべき本【教養編】

  • 大学生が読むべき本【教養編】

次に、大学生が読むべき本の「教養編」を紹介します。

金持ち父さん 貧乏父さん

ニューヨークタイムズのベストセラーリストに6年間選ばれ続け、日本でもブームとなったお金の入門書です。

金持ち父さんと貧乏父さんの二人の登場人物を通して、お金に対する考え方の違いが人生にどのように影響を及ぼすか、どのようにお金を扱えばいいかなどを指南しています。お金の知識を身に着けておけば、社会に出てから役立つはずです。

いかにして問題をとくか

1954年の初版刊行以来、70年にわたり読み継がれているベストセラー。発刊当初の活版の文字を生かして重版されてきましたが、2022年に仮名遣いや旧字体を修正して読みやすく刷新されました。

数学の問題を解こうとする教師と学生のために書かれた数学書ですが、「問題を理解する」「計画をたてる」「計画を実行する」「ふり返ってみる」という過程は、仕事や日常生活のあらゆる場面に応用することができます。問題解決につながる考え方を養うことができる一冊です。

21世紀の資本

18世紀からの詳細なデータと理論によって格差のメカニズムを解明する経済学書です。

著者であるトマ・ピケティは、「長期的にみれば資本収益率は経済成長率よりも大きい」と分析し、資産を持つ富裕層はますますお金持ちになり、貧乏人はますます貧乏になると言います。そして、格差是正のために世界的な資産課税の導入を提案しています。世界経済の展望を知るためにも、ぜひ読んでおきたい一冊です。

20代にしておきたい17のこと

「あなたの幸せを決められるのは、あなただけ」というメッセージとともに、20代にしておきたい17のことを紹介している本です。

著者の体験も織り交ぜつつ、「目を覆いたくなるような、人生最大の失敗を恐れない」「キャンセル待ちをしてでも、死ぬほどの恋をする」「すべてを投げ出してもいいと思えるほどの、親友を持つ」など、仕事や恋愛といったさまざまなシーンについて書き記しています。

これから始まる20代をどう過ごそうかと悩んでいる方におすすめです。

大学生が読むべき本【就活編】

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続いて、大学生が読むべき本の「就活編」を紹介します。

さあ、才能に目覚めよう ストレングス・ファインダー2.0

自分が持つ資質や才能を可視化してくれるツール「ストレングス・ファインダー」を使いながら、強みの生かし方を教えてくれる一冊です。

本書では、個人の強みや弱みを34の才能(資質)に分類し、それぞれの資質について行動アイデアとそれを活かすヒントが書かれています。

「ストレングス・ファインダー」で特定した自分が持つ資質と本の内容を照らし合わせることで、やりたいことがわからないといった悩みが解消できるでしょう。

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方

将来を考えて、「何かやりたいけれど、何をやればいいか分からない」とモヤモヤしている大学生も多いのではないでしょうか?

本書では、やりたいことは運命的に見つかるものではなく、体系立てて論理的に見つけるものとしており、「好きなこと」「得意なこと」「大事なこと」の3つを探すことで、やりたいことを見つけられると説明しています。

就活に向けて、自己分析が終わらないという方も一度読んでみてください。

東大生が書いた議論する力を鍛えるディスカッションノート

就活において必ずといっていいほど直面するグループディスカッション。就活だけでなく、ゼミの勉強会、会議、打合せなどあらゆる話し合いのシーンで役立つ実践書です。

議論の進め方や集団における振る舞い、立ち回りといった対人折衝のアプローチを体系的に解説。ディスカッションの場面をシミュレーションし、議論力を向上させるためのトレーニング方法も書かれているので、能力の向上が期待できます。

大学生が読むべき本【ビジネス書編】

  • 大学生が読むべき本【ビジネス書編】

続いて、大学生が読むべき本の「ビジネス書編」を紹介します。

ロジカル・シンキング 論理的な思考と構成のスキル

論理的な思考とその具体的な応用方法を解説する、ロジカル・シンキングの入門書です。

話の重複や漏れ、ズレを防いで論理的に思考を整理する技術や、「So What?/Why So?」と「MECE」を用いて話を論理的に構成する方法が紹介されています。練習問題も掲載されているので、本書を読むことでロジカル・シンキングの向上が期待できるでしょう。

アイデアのつくり方

1940年刊行の古い本ですが、今なおアイデアの発想方法のバイブルとして多くのビジネスパーソンたちに活用されているビジネス書です。

アイデアは既存の要素の新しい組み合わせだとし、アイデアを作る過程について説明しています。将来マーケティング職や企画職を目指している方は特に読んでおくといいでしょう。

学びを結果に変える アウトプット大全

書籍やSNSを通じて積極的に情報発信を行う精神科医による、アウトプットの重要性を説いた一冊。「雑談は長く話すよりもちょくちょく話す」「メモはタイピングより手書きで」など、自己成長につながる80の方法を図解でわかりやすく紹介しています。

インプットも大切ですが、正しいアウトプット方法を実践して、学びを結果につなげましょう。

本で知識を広げて有意義な大学生活を送ろう

  • 読書で視野を広げて楽しい大学生活を送ろう

今回は、大学生が読むべきおすすめの本を紹介しました。どのジャンルでも、読書をすれば知識が広がり自分の成長につながります。有意義な大学生活を送るためにも、ぜひ読書に挑戦してみてください。