俳優の間宮祥太朗が、今秋にWOWOWで放送される連続ドラマ『ハスリンボーイ』に主演することが16日、明らかになった。

  • WOWOW連続ドラマ初出演にして初主演となる間宮祥太朗

本作は、非合法なツールを扱う「道具屋」として池袋の裏社会に足を踏み入れた冴えない大学生・久保田タモツ(間宮)が、ヤクザ、半グレ、中国マフィアなど、ひと筋縄ではいかない悪人たちの中で生き抜いていく姿を、ユーモラスや緊迫感を交えて描いた新感覚クライムサスペンス。

裏社会の実情に詳しく、これまでに『半グレ』、『私刑執行人~殺人弁護士とテミスの天秤~』など数々の漫画原作を担当し、動画配信番組『丸山ゴンザレスの裏社会ジャーニー』のプロデューサーも務めるライター・作家の草下シンヤと、『東京闇虫』、『ただ離婚してないだけ』など、社会のダークサイドや人間の業を描いた作品で知られる本田優貴がタッグを組み、2018年に週刊ビッグコミックスピリッツにて連載された同名漫画が原作だ。

Netflixオリジナルシリーズ『新聞記者』、『全裸監督 シーズン2」(2021年)の小寺和久がメイン脚本を務め、監督を『ゲームの名は誘拐』(2024年)などを手掛けた鈴木浩介が担当する。

【間宮祥太朗コメント】

――本作でWOWOWドラマに初出演にして初主演となります。ご出演が決まった際のお気持ちをお聞かせください。

WOWOWドラマに対してはエッジの効いたものが多い印象があり、本作の『ハスリンボーイ』という原作とも、とても相性がいいのではないかと思いました。

――原作、脚本を読んでのご感想を教えてください。

ひょんなことから裏社会に飛び込むこととなったタモツが、知らない世界で、知らないルールや常識の中で奔走する姿が、緊張感を持って描かれていました。存在感の強いさまざまなキャラクターとの交差も魅力だと思います。

――タモツという人物について、脚本を読み、実際に演じられてどのようにお感じになられたでしょうか。また、演じる上で心掛けたことがあればお聞かせください。

タモツはとにかく懸命にその時置かれた状況を乗り越えようとします。その中で出会った人が彼に興味を持ち助けてくれるような人柄を持っています。本作においても、応援したくなる人物であるよう心がけました。

――改めて、視聴者の皆様、楽しみにされているファンの皆様へ向けてメッセージをお願いします。

本作の舞台は見慣れない環境ではありますが、分かりやすく爽快感のある内容となっています。タモツと一緒に試行錯誤して、サバイブするヒリヒリ感を味わっていただければ幸いです。

【編集部MEMO】

「道具屋」とは、裏社会で生きる人間たちを相手に、主に詐欺などに使用されるトバシ(他人や架空の名義で契約された携帯電話やSIMカード)、板(他人名義の銀行口座)、偽造書類などの"非合法ツール"を手配し売りさばくことを収入源とする裏社会の専門職のこと。