ウィルオブ・ワークが展開するIT人材転職サービス「ウィルオブテック」は8月8日、「コーディングテスト」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年6月27日~6月30日、転職経験のある20歳~59歳のITエンジニア522名を対象にインターネットで行われた。
20代の半数超「コーディングテストを求められた」
コーディングテストとは、エンジニアのスキルを可視化するための選考方法。
「転職活動の際に、企業の選考でコーディングテストの実施を求められたことがあるか」について聞いたところ、「ある」 と回答した人は38.1%という結果になった。年代別で見ると、20代が53.1%で最も多い結果に。次いで30代が43.5%、40代が34.8%という結果となり、若年層ほどコーディングテストの実施を求められた経験が多いということがわかった。
コーディングテストが「難しい」と感じた人は73.8%
「コーディングテストの実施を求められたことがある」と回答した人に「コーディングテストを初めて受験した時、どう感じたか」について聞いたところ、 「かなり難しかった」と回答した人が24.1%で、「やや難しかった」と回答した人が49.7%となり、合わせて73.8%の人が「難しかった」と感じたことがわかった。
「技術のアンマッチが防げる」「面倒」などの声
また「コーディングテストに対してどのようなイメージを持っているか」についても聞いたところ「技術のアンマッチを防ぐことができる」と回答した割合が35.2%で最も多い結果となった。一方で、「テストを受けるのが面倒」という回答が34.2%で2番目に多い結果となり、メリットを感じつつもコーディングテストの受験については正直面倒だと感じる人も多いということがわかった。
「選考前にコーディングテストの対策をしておきたい」が84%
「コーディングテストの実施を求められたことがある」と回答した人に「選考前にコーディングテストの対策をしておきたいか」について聞いたところ、「とても思う」と回答した人が36.3%で、「思う」と回答した人が47.7%となり、合わせて84.0%の人が「事前に対策をしておきたい」と思っているということがわかった。
また「コーディングテストの結果についてフィードバックを受ける機会があったら受けたいか」について聞いたところ、「とても思う」と回答した人が23.8%で、「思う」と回答した人が42.7%の結果となり、合わせて66.5%の人が「コーディングテストの結果についてフィードバックを受けたい」と思っているということがわかった。