女優の吉岡里帆が、『トランスフォーマー』シリーズ最新作『トランスフォーマー/ONE』(9月20日公開)で洋画作品の吹き替えに初挑戦したことが15日、明らかになった。あわせて、ボイストレーニング裏話を語るインタビューと吹替版本予告が公開された。

  • 吉岡里帆

『トランスフォーマー』史上最大の決戦と言われる、サイバトロン星の戦いが描かれる本作。これまでにも『空の青さを知る人よ』(2019)や『漁港の肉子ちゃん』(2021)で声優に挑戦し高い評価を得ている吉岡が、エリータ-1役の吹き替えを務めている。

吉岡は、最初にオファーが来た時の気持ちを聞かれ「あのトランスフォーマーから、お声がかかったのかと、もう本当に高揚感と、ワクワク感で、『早く台本読みたい!』と思いました」とうれしそうに語った。

本作の洋画吹替声優挑戦に当たっては、いままで挑戦した日本のアニメーションとはキーが異なる声に挑戦したと明かし、「今回はエリータ-1のビジュアルに合わせて自分の地声よりかなり落として低く響かせる練習を一番初めに行いました」とトレーニングについて説明。

また、自身が演じたエリータに対しては、「戦う女性で男性達もグイグイ引っ張っていくような強さと、本編を通して自分という核がブレないキャラクターなので、そこがすごく魅力的で、大好きなキャラクターになりました」と語り、「戦い方がすごくパワフルで、絶対に普通の人間だったら出来ない動きとかもキャラクターが平気でどんどんしていくので、(声を演じて)こんな経験、この作品じゃないとできないと思いました」と自身初めてのヒーロー役を楽しんで演じたと明かした。

さらに、推しのキャラクターについては、「全員大好きになるんですけどバンブルビーはこれまでのシリーズの中でもすごく好きなキャラクターで可愛さと、お茶目さと、強さと、いろんな要素を兼ね備えているキャラクター。ビーは、めちゃくちゃ推しです。可愛い」と述べ、これから観るファンへ「映像を観て、心の底からワクワクする感情と、こんなエピソードがあった上で、いままでのシリーズ作品(のストーリー)があったのだなと、切なく、感動しました。これを観ずしてトランスフォーマーは語れないぞというような、そんな一作になっていると思います。是非劇場でお楽しみください!」とメッセージを送った。

さらにこのたび、追加の吹き替え声優も発表された。サイバトロン星の英雄的存在、センチネルプライム役に諏訪部順一、センチネルプライムと行動を共にするエアラクニッド役に柚木涼香。他にも、稲田徹(ダークウィング役)、佐藤せつじ(スタースクリーム役)、山本格(サウンドウェーブ役)、星野貴紀(ショックウェーブ役)、杉田智和(ジャズ役)らがトランスフォーマーの世界を賑やかに彩る。

なお、すでに発表されているが、中村悠一がオプティマス(オライオンパックス)の声を、木村昴がメガトロン(D-16)の声を演じ、バンブルビー(B-127)は木村良平が担当。そして、約40年に渡りオプティマス役の声を務め、『トランスフォーマー』シリーズを牽引し続けてきた玄田哲章が本作ではトランスフォーム能力を解き放つアルファトライオンを演じる。

【編集部MEMO】
「トランスフォーマー」は、タカラトミーが作り出した“日本の玩具発”コンテンツで、「Robots in disguise」=「ロボットが身の回りにある、ありとあらゆる物体に自由自在に変形し、潜んでいる」というコンセプトや、自由自在に変形することができる超ロボット生命体が宇宙を舞台に戦う壮大なストーリーと共に展開している。1984年にアメリカで玩具発売後、アニメやコミックが大ヒットし、1985年に日本でも玩具販売とアニメがスタート。2007年からはスティーヴン・スピルバーグとマイケル・ベイによりハリウッドで実写映画化され世界中で大ヒットし、2023年8月にシリーズ第7弾『トランスフォーマー/ビースト覚醒』が公開された。

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