2004年、子役としてキャリアをスタートした松岡茉優。以来、順調に活動を重ね、いまや押しも押されもせぬ若手の実力派女優として、存在感を示しています。
今回はマイナビニュース会員405人に松岡茉優が出演するドラマ作品について聞きました。その結果をランキング形式でご紹介します。
松岡茉優出演ドラマの人気ランキング
- 1位:連続テレビ小説 あまちゃん(11.4%)
- 2位:GTO(10.2%)
- 2位:コウノドリ(10.2%)
- 4位:最高の教師1年後、私は生徒に■された(8.0%)
- 5位:大河ドラマ 真田丸(5.9%)
- 5位:おカネの切れ目が恋のはじまり(5.9%)
- 7位:ギークス〜警察署の変人たち〜(4.9%)
- 8位:35歳の高校生(4.6%)
- 9位:水族館ガール(3.7%)
- 10位:磯野家の人々〜20年後のサザエさん〜(2.8%)
続いてはトップ5までの作品概要とアンケート回答者のコメントを一部紹介します
1位:『連続テレビ小説 あまちゃん』(11.4%)
『あまちゃん』は、2013年度前期放送のNHK連続テレビ小説のドラマ。宮藤官九郎脚本によるオリジナル作品となっています。
東北・北三陸の小さな田舎町で、祖母に憧れて海女になることを目指す少女。彼女が挫折・奮闘を繰り返うちに地元アイドルとして人気を博し、やがてアイドルグループを率いて東京での成功ヘ向かって突き進む姿を描きます。
主人公の黒川/ 天野アキ(くろかわ/あまの・あき)を能年玲奈(のん)が演じたほか、有村架純、橋本愛、足立梨花など、のちにブレイクを果たす若手女優を多数輩出したことでも有名な本作。劇中で使われた驚きを表す方言「じぇじぇじぇ」は流行語にもなりました。
本作での松岡茉優は、アイドルグループGMT47の埼玉代表・入間(いるま)しおりを演じています。本作で初めて松岡茉優を知ったという人も多く、コメントではその存在感あふれる演技を評価する声が多数寄せられています。
ユーザーコメント
「主役じゃないのにインパクトがあったから」(女性・51歳)
「脇役だったけど演技がしっかりとしていた」(男性・56歳)
「かなりかわいくて、誰だろう、と気になった覚えがある」(男性・35歳)
「やっぱりこれしかないというくらい演技がよかった!」(女性・48歳)
「たぶんこの作品で初めて知ったと思います。とてもいい役柄でした」(男性・50歳)
「普段見ない朝ドラを初めて最初から最後まで見たのが『あまちゃん』だった。最高に面白い!」(女性・52歳)
「色んなスター女優が出演している中でも、なかなか存在感があった作品だと感じてます。有村架純よりも存在感はあったかもしれません」(男性・56歳)
「この人を認知した最初のドラマであり、埼玉ちゃんのキャラが鮮烈なイメージで、他のすべての出演者が霞むほどの強烈な存在感だった」(女性・57歳)
2位:『GTO』(10.2%)
『GTO』は、藤沢とおるの同名マンガを原作としたテレビドラマシリーズ。1998年に放送され、その後1999年と2024年に続編の単発ドラマ、2012年にリメイク版、2014年にその第2期となる新シリーズが放送されました。松岡茉優はこの新シリーズの生徒役で出演しています。
明修湘南高校に出向することになった、AKIRA演じる元暴走族の教師・鬼塚。松岡茉優は、問題児だらけのクラスで学級副委員長を務める優等生、志条(しじょう)あゆなを演じています。彼女は菊池風磨演じる葛木隆一(くずき・りゅういち)と付き合っており、高校2年にして彼の子を身ごもってしまいます。
ユーザーからは、高校生の妊娠・出産という難しい役どころを見事に演じ切った、その演技力を評価するコメントが多数見られました。
ユーザーコメント
「個性的で、イメージに役がピッタリだった」(男性・54歳)
「松岡茉優演じる『あゆな』のストーリーは、とても考えさせられた」(男性・57歳)
「『GTO』自体好きで、まだ高校生だったが妊娠する役をしっかりこなしていたと思うので」(男性・53歳)
「妊娠、出産するシーンの演技がシリアスで良かった」(男性・47歳)
「デビュー作の生徒役が一番記憶に残っていて、今では落ち着いた役でとても素晴らしい役者さんです」(男性・55歳)
2位:『コウノドリ』(10.2%)
『コウノドリ』は、鈴ノ木ユウのマンガ作品を原作とした2015年のTBS系テレビドラマ。2017年には第2シリーズが放送されています。
主人公の産婦人科医であり、謎めいたジャズピアニスト「BABY」でもある鴻鳥(こうのとり)サクラを綾野剛が、サクラの下で働く新米産婦人科医の下屋加江(しもや・かえ)を松岡茉優が演じました。
加江は後期研修医1年目の、まだまだ未熟な医師。女性ということで妊婦から指名されることが多いものの、その期待に応えられないこともしばしばです。
松岡茉優は、新人医師が挫折感や焦燥感に苛まれながらも日々奮闘する姿を好演。ユーザーからは、「コウノドリでの演技素敵でした」「演技力が光っていました」「彼女は女医として頑張っている」など、加江の成長物語に共感するコメントが届いています。
ユーザーコメント
「医者の演技が魅力的だった」(男性・47歳)
「必死で赤ちゃんやお母さんを助ける姿に感動した」(女性・37歳)
「新米ドクターの葛藤と成長が良かった」(女性・41歳)
「新人医師として、先輩医師や看護師に挟まれながら奮闘し、成長していく姿がだいすき。かっこいい。医師としての倫理ジレンマに悩んでいるところも見ていて感慨深い」(女性・43歳)
4位:『最高の教師1年後、私は生徒に■された(8.0%)』
『最高の教師1年後、私は生徒に■された』は2023年、日本テレビ系「土曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ。松岡茉優は、本作にて主演を務めました。
卒業式の日、すでに生徒に寄り添う教育を諦めていた松岡茉優演じる教師・九条里奈(くじょう・りな)。彼女はその日、上階の吹き抜け廊下から「担任生徒の誰か」に突き落とされ、地面に叩きつけられそうになった瞬間に1年前の始業式の日にタイムリープします。そして2周目の人生で、自分を殺害する30人の容疑者である生徒たちと"向き合う"ことを決意し、"何でもする"と宣言します。
やや非現実的な設定ながら、「新しいドラマだったし、先が気になる内容、ストーリーによって記憶に残っていた」「すごく衝撃的な内容で毎回ドキドキさせられた」「あの役がハマっていました」「淡々とした演技が印象的」など、ストーリーに説得力を与える松岡茉優を賞賛する感想が目立ちました。
ユーザーコメント
「とにかく演技力がすごくて、圧倒された」(男性・47歳)
「高校教師として、心理がよく見える良い演技をしていると思った」(男性・21歳)
「芦田愛菜さんの演技も流石だと思ったが、冷たい感じの松岡茉優の演技も良かった」(男性・54歳)
「可愛さが目立った役が多かったが、最高の教師ではイメージが変わって新しい役に取り組んでいたと思う。それがドラマの内容と共に共感できてよかった」(男性・45歳)
「松岡茉優のシリアスな演技を初めて観て、意外と良かったから」(男性・39歳)
5位:『大河ドラマ 真田丸』(5.9%)
『真田丸』は真田信繁(幸村)を主人公とした、三谷幸喜脚本/堺雅人主演による2016年のNHK大河ドラマです。
好奇心にあふれ、冒険を好み、戦国の世を駆け抜けた真田信繁(幸村)。乱世を生き延びるために迷い、悩み、苦しみながら成長し、大坂の陣で戦国時代最後にして最強の砦「真田丸」を作りあげるまでの人生を描いています。
松岡茉優は信繁の正室・春(はる)役で出演。一見おっとりとした性格に見られながらも、うちに秘めた激しい気性を好演しています。ユーザーからは、「キーパーソンになっていた」「上手く役にはまった」「演技が上手かった」などのコメントがありました。
ユーザーコメント
「演技もうまいし、いい女優さんでした」(男性・44歳)
「主役の正室を演じて、良かった」(男性・56歳)
「初めて松岡さんを知ったドラマだったので強く印象に残ってます」(男性・55歳)
5位:『おカネの切れ目が恋のはじまり(5.9%)』
『おカネの切れ目が恋のはじまり』は2020年、TBS系「火曜ドラマ」枠で放送された、オリジナル脚本のテレビドラマ。本作で松岡茉優は主演を務めました。キャッチコピーは「この恋、計算できません。」。
松岡茉優演じる九鬼玲子(くき・れいこ)は、都内の中堅玩具メーカーの経理部に勤務する「1円まで清く正しく美しく!」という"清貧女子"。一方、社長の御曹司であり、激しい浪費癖のある猿渡慶太(さるわたり・けいた)は「予定は未定」な"浪費男子"です。ある日、ひょんなことからが玲子の実家に転がり込むことになった慶太との、"じれキュン"ラブコメディが始まります。
猿渡慶太を演じた三浦春馬の、テレビドラマとしての遺作となった本作。結局、代役は立てずに全8話予定だったストーリーを4話完結に短縮したかたちで放映されました。コメントにも、「ヒーロー役者が急死したので、作品は途中で終了してしまったこと、今でも鮮明に覚えています」「三浦春馬くん急死により途中で終わって残念でした」「4話で終わったが面白い内容で印象的」と彼の死に言及するもので溢れていました。
ユーザーコメント
「細かい性格の主人公をうまく表現できていて面白かった」(女性・37歳)
「三浦春馬さんとの掛け合いが面白かったです」(女性・51歳)
「諸事情により短縮されてしまいましたが、芯の通った演技が良かったです」(女性・50歳)
「清楚でひたむきな感じが好感。三浦春馬の遺作」(男性・49歳)
松岡茉優が出演したドラマランキングのまとめ
松岡茉優は、先に芸能活動を開始していた妹に影響されるかたちでタレント業を開始。2008年、テレビ東京『おはスタ』におはガールとして出演したことで大きな知名度を得ました。
子役としてのスタートでしたが、その後は順調にキャリを重ね、数々の話題作、ヒット作へ参加。とくに映画では、是枝裕和監督作品『万引き家族』などへの出演で、実力派の俳優として高い評価を確立しています。
今回のアンケートでも、その確かな演技力を賞賛する多くの声が届いている彼女。今後の活躍がますます期待される存在です。
調査時期: 2024年7月19日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男女合計405人(男性:289人、女性:116人)
調査方法: インターネットログイン式アンケート