Sansanのインボイス管理サービス「Bill One」は8月8日、「立替経費負担に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は、2024年7月12日~17日の期間、全国の20代〜50代の会社員(正社員・契約社員)1,000人を対象に、インターネットで実施したもの。

  • 年代別:月の立替件数と立替経費精算にかかる時間

はじめに、Z世代にあたる20代とX世代にあたる50代に対し、ひと月あたりの立替件数を聞いたところ、20代では平均約28件、50代では約11件となった。

合わせて、ひと月あたりの経費精算に費やす作業時間も聞いたところ、20代は平均約65.8分、50代では平均約31.6分という結果に。20代は50代と比較して、立替経費に関する業務時間が倍以上かかっていることが判明。

  • 年代別:ひと月あたりの立替金額と収入

次に、20代に対しひと月あたりの立替合計金額を尋ねると、平均約3万円となった。月収は平均約26万円で、立替金額が月収の約12%に相当することがわかった。一方で、50代におけるひと月あたりの立替合計金額は平均約3.5万円で20代より多いものの、月収が平均約37万円で、立替金額は月収の約9%相当であった。

  • 立替経費精算について、金銭的負担が課題だと感じるか

立替経費精算の金銭的な負担について世代別に調査したところ、20代は4割以上が「金銭的負担が課題だと感じる」と回答。一方、50代では課題だと感じている割合は3割以下という結果に。

  • 自身の金銭的な負担を懸念し、接待や出張など立替経費が発生しそうな業務をちゅうちょした経験はあるか

自身の金銭的な負担を懸念し、接待や出張など立替経費が発生しそうな業務をちゅうちょした経験はあるか聞くと、「経験がある」と回答したのは、20代が51.0%であったのに対し、50代は36.4%にとどまったという。

  • 立て替えによる金銭的負担で、会社に不満を感じたことはあるか

経費の立て替えによる金銭的な負担によって、会社に不満を感じた経験はあるかを尋ねたところ、20代の53%が不満を感じたことがあると回答した一方で、50代では40.8%にとどまった。