はらメディカルクリニックは7月30日、「妊活中のチクチク言葉に関するアンケート」の結果を発表した。同調査は2023年8月6日~29日、不妊治療経験のある男女759名を対象に、インターネットで実施した。

  • 誰からの言動に傷ついたか

妊活中に他者からの言動に傷ついたことがあるか尋ねたところ、78.3%が「ある」と回答した。誰からの言動に傷ついたか聞くと、「友人・知人から」(48.3%)が最も多く、「職場の上司・先輩から」(32.1%)、「親から」(30.1%)と続いている。「(妊娠できなくて)可哀想」「まだ若いのに」「受診の際に仕事を休みたいことを伝えたら、自分勝手と言われた」などの声が挙がった。

妊活中に他者からの言動が嬉しかったことがあるか尋ねると、69.09%が「ある」と回答した。誰からの言動が嬉しかったかという問いに対しては、「友人・知人から」(44.9%)が最も多く、次いで「パートナー(夫)から」(32.7%)、「親から」(31.2%)となった。パートナーからの「1人で抱え込まなくて大丈夫だよ」の言葉や、親からのねぎらいの言葉、話をじっくり聞いてくれた友人・知人といった声が多かった。

  • 誰からの言動が嬉しかったか

妊活中に相手に求めることを聞くと、80%以上がパートナーに対して「話を聞いてほしい」「不妊治療の知識をもってほしい」「自身の不妊治療の状況を知ってほしい」「優しい言葉をかけてほしい」と回答した。一方、親族、友人、職場対しては、「今まで通り接してほしい」「放っておいてほしい」という回答が多くを占めている。

  • 妊活中に相手に求めること