セゾン自動車火災保険は8月7日、「おとな買い」に関する調査結果を発表した。調査は2024年7月3日~7月9日、全国の20歳以上の男女1,091人(男性550人、女性541人)を対象にインターネットで行われた。
「おとな買い」をしたことがある人は全体の7割
今回の調査では、おとなならではの財力を使って、欲しいものをまとめ買い・奮発・贅沢するいわゆる「おとな買い」をしたことがある人が全体の7割もいるという結果が出た。また、「本当は買いたい・経験してみたいが、金銭的な問題で実現できないもの、「おとな買い」を検討中のものはありますか」という問いに対して「ある」と回答した人も56.0%と、全体の半数を超える人が今後おとな買いを考えていると答えた。誰しもが子供のころに憧れた、おもちゃやお菓子、趣味で集めたいものなど、手に入れたい、気が済むまで買いたい、買い占めたいという夢を叶えている、または予定している「おとな」が非常に多いという実態がわかった。
「おとな買い」で人気の品は「洋服」と「漫画」がダントツ
これまでおとな買いをしたことがある実際の品については、「洋服」が1位で全体の32.3%だった。次いで「漫画」が2位で全体の32.2%と非常に僅差の調査結果となった。
1位の「洋服」の購入にかけた金額は「5万円未満」が38.0%と一番多かったものの、「5万円以上10万円未満」が28.7%、「10万円以上20万円未満」が16.7%、「20万円以上」が12.1%と、衣料費にかける金額は奮発して投資する人が多いことがわかった。対して2位の「漫画」は「5万円未満」が61.5%と、過半数の方が5万円以内でおさまったという結果になり、比較的リーズナブルに「おとな買い」ができることがわかった。
フリーアンサーではほかにも、「チョコレート」や「駄菓子」などの手軽に手に入るものから、「マンション」や「スポーツカー」などの非常に高価なもの、また中には「旅行中の移動をすべてグリーン車に」といった一風変わった回答まで多岐にわたり、一言で「おとな買い」と言ってもそのとらえ方はさまざまだとわかった。
「おとな買い」にかけた最高金額は「5万円未満」が最多
「おとな買い」にかけた最高金額は「5万円未満」が38.1%と最も多い結果だったが、「5万円以上10万円未満」が20.4%、「10万円以上20万円未満」が13.0%、「20万円以上50万円未満」が9.8%、「50万円以上」が13.4%と、意外にも満遍なく回答が分散する結果となった。
品と金額の関係を見てみると、「時計」と「アクセサリー」は「20万円以上50万円未満」や「50万円以上」かけたと回答された方が割合として最も高く、同じ服飾品でも「バッグ」と「靴」は「5万円未満」や「5万円以上10万円未満」と回答した人が多く、相場が分かれる結果となった。「高級エステなどの体験」も「20万円以上50万円未満」や「50万円以上」かけたと回答された人が割合として最も高く、身だしなみに奮発する姿がうかがえた。
20~30代は「推し活」に、50~60代は服飾品にお金をかける傾向
今回の調査結果を年代別に見ると、「これまで実際におとな買いしたもの」や、「本当は買いたいが金銭的な問題で買えないもの」の回答について、年代ごとに傾向が変わる結果が出た。
「実際におとな買いしたもの」については、20代~30代で最も多い回答は「推しグッズ(キャラクター・アイドルなど)」となり、近年盛り上がる「推し活」が若年層の間で活発化し、金額が投資されている動きが浮き彫りになる結果となった。
一方40代では「漫画」をおとな買いしたと答えた人が多く、26.0%という結果に。50代~60代ではそれぞれ「時計」や「バッグ」、「アクセサリー」や「靴」といった服飾品を答えた方の割合が多く、おしゃれにお金をかける50~60代が多いという結果が垣間見える調査となった。
また、「金銭的な問題で買えないもの」については、年代別で回答が大きく割れる結果となったが、50~60代では「世界一周旅行」の回答が最も高い割合となっている。定年後や子育てが落ち着いたあとの楽しみの一つとして、お金と時間をたっぷりかけた贅沢な旅行をいつかかなえたい「おとな買い」の候補として憧れを持つ方が多いのかもしれない。
「買えるなら買いたい憧れの車」ランキング、外車はメルセデスベンツ、国産車はレクサスが1位に
「おとなならではの大きな買い物」という切り口から、車好きのおとななら一度は夢見る「買えるなら買いたい憧れの車」についても調査をしたところ、外車部門ではメルセデスベンツが14.1%、国産車部門ではレクサスが20.2%でそれぞれ首位となった。他には外車部門ではポルシェが13.8%と僅差で2位に。国産車部門では1位レクサス(20.2%)、2位日産GTR(10.8%)となった。