元プロ野球選手で野球解説者の山本昌氏が7月29日、YouTubeチャンネル『【東海テレビ公式】ドラHOTpress』で公開された動画「山本昌&山崎武司 プロ野球 やまやま話『後半戦の展望』」に出演。中日・小笠原慎之介について語った(※動画は7月10日収録)。
高橋宏斗の状態には太鼓判
後半戦の中日を語るなか、山本氏が「小笠原慎之介、高橋宏斗、これが今カード頭に来てるんだけども、小笠原投手が今、若干調子落としてるのが気になる」と切り出し、小笠原について「スピードも今出なくなってる」と指摘。続けて、「春先はみんなが調子良かったんで、一気に貯金6ぐらいまで。一カ月の防御率がピッチャー陣でも1点台になる時があったけど、今そういう状況じゃない」と自身の印象を打ち明ける。
一方で、「高橋宏斗投手に関してはいつでも勝てる状態にある」と太鼓判。その上で「あと他のピッチャーで、もうひとり柱的な、確証が持てるピッチャーが(出てくるといい)。小笠原投手が調子上げるとか、メヒアであったり柳であったり、候補はいるんでね」と高橋以外の投手の奮起を期待するとともに、「ただ、やっぱ夏場はバッターが強いよね」ともこぼしていた。
【編集部MEMO】
プロ野球生活32年、50歳まで現役を続けた山本昌氏。NPB史上初となる50代での登板など、投手として数々の最年長記録を保持している。自身が現役を長く続けることができた理由として、YouTubeチャンネル『上原浩治の雑談魂』にゲスト出演した際には、「工藤(公康)さんの存在も大きかった」「あの人が長くやったんで、僕はその獣道を後ろから歩いて、気づいたら45歳」「それまで『球界最年長』と言われないんで、注目されないんですよ」などと語っていた。