トヨタ自動車は夏場の車内熱中症の危険性について訴求するプロジェクト「トヨタのとけネコ」を実施する。8月7日にはネコ型フィギュアが車内温度上昇するたびに溶けていく、車内温度上昇を可視化するコンセプトムービー「トヨタのとけネコ」を公式Xで公開した。
エアコンを切ると暑さ指数が急上昇
トヨタが実施した車内での熱中症対策についての意識調査では、回答者の約98%が十分に車内での熱中症対策を行えていないことが判明。「自動車内でエアコンを切っても熱中症にならないのは何分までだと思いますか」という調査では、4割以上が「10分以上」と回答したそうだが、トヨタの実証実験では、エアコンのスイッチをオフにしたわずか5分後に、熱中症発症リスクの高まる指数を表すWBGT(湿球黒球温度)が警戒レベルに達するという結果が得られているそうだ。
これらの結果を受けて、トヨタでは夏場の車内熱中症の危険性について訴求するプロジェクトの実施を決めた。
「トヨタのとけネコ」では動画公開のほか、8月8日~8月18日の期間中、公式Xにて、お出かけ時のシチュエーションに合わせてネコのフィギュアが溶ける様子を描いた「#今日のとけネコ」を投稿する。