中京テレビ・日本テレビ系バラエティ番組『ヒューマングルメンタリー オモウマい店』(毎週火曜19:00~)が、きょう6日に放送。ゲストに、ヒコロヒー、出口夏希が出演する。

  • 「手打中華そば」

今回は、茨城県古河市で見つけた、オモウマいラーメン職人が登場。手打ちラーメン一筋74年という超ベテランで、現在88歳の店主が作るのは、すべて自家製という中華そばだ。メンマ、ネギ、チャーシュー、ナルト、ノリがトッピングされた「手打中華そば」(800円)は、「美味しい不味いとかじゃない。これが本物だよ」と客が思わず熱くなる逸品。ほかにも、チャーシューが5枚載せられた「手打チャーシューメン(大盛)」(1,200円)や、店の屋号が付けられたワカメ、ゆでたまご入りの「手打藤屋中華そば」(1,000円)などが人気メニューとなっている。

「いつまでも口の中で噛んでいたい味」と評判の平打ちちぢれ麺は、2度寝かせてコシと滑らかさを出した生地を、重さ5kgの大きな打ち竹や麺棒を使って丁寧に伸ばしたもの。生地が薄い部分は太く、厚い部分は細く切るなど、あえて不ぞろいにするのがコツ。スープは、栃木県産の豚ガラ・鶏ガラに、ニンニク、ショウガ、昆布、ネギをブレンド。さらにニンジンやリンゴ、タマネギ、ミカンの皮を入れて甘みを出しながら、4時間煮込んでようやく完成だ。その味は、小さな子どもが笑顔で「もっと」と、何度もおねだりするほど。

栃木県産の豚ロースを使ったチャーシューは、2種類ブレンドしたしょうゆ、ニンニク、ショウガ、ネギを煮立ててから2時間、味を染み込ませて作る。「チャーシューメン」を頼んだ常連の客は「あぁ生きてて良かった」と、その感動を口にする。

元気に厨房に立つ店主を公私ともに支えているのは、12年前に結婚したフィリピン出身の妻。店主との年の差55歳という妻は、結婚を機に店の手伝いを始め、今では麺打ちを任されるまでに。最初はラーメン作りに興味はなかったものの、「(店主が)教えてくれて好きになった。厳しい中でね。どんな仕事でも愛を込めちゃうと好きになるんだよな」と、これまでの日々を振り返る。店主との間に生まれた一人息子も、両親が働く姿を見て「後継ぎになる」と宣言している。

(C)CTV