7月18日(木)の放送では、吉田類さんがゲストに登場。思い出の地のパリの話や、低山の魅力を詰め込んだ書籍について語ってもらいました。
◆“熱量”が伝わってくるお店を選ぶ
原:ここからはリスナーからいただいたメッセージを紹介します。テーマは「飲食店、どのように選んでいますか?」です。
<リスナーからのメッセージ>
私はあえてお客さんが入っていないようなお店を選んでおります。混んでいたり騒がしいお店が苦手というのもあるのですが、流行っていなくても一生懸命料理を作ってくれる気持ちが嬉しくて、その雰囲気を肴に飲むことが多いです。
吉田:これはこれでいいと思いますけども、僕はあえてお客さんが入っているところを選びます。お店のなかの熱量が外に伝わってくるんですよ。ということは、絶対に料理がおいしい。
玉川:酒場だからみんな酔っぱらっていますよね。これだけ長いことやっていますから、絡まれたりすることもあったりしますか?
吉田:ほぼないですね。絡まれそうなる前にどこかに行っちゃうことはあります(笑)。
玉川:回避するタイミングがわかるんですか?
吉田:だいたいわかりますね。僕はもともと旅が好きなのですが、初めての国に行くといろんな人がいるわけじゃないですか。特に日本人観光客だってわかったら、詐欺師っぽい人が近づいてくる時代があったんですよね。そういうのが直感でわかるので結構スルーしますね。
玉川:吉田さんは若い頃フランスにいらっしゃったそうですね。どれぐらいいたんですか?
吉田:通算でパリは2年ぐらいです。ただ、ずっと旅をしていたので、海外で暮らしていた時期も多かったですね。ずっと移動していました。
玉川:リアルに放浪していたんですね(笑)。
吉田:拠点をパリに置いていたので、あちこち旅行してはパリに戻っていました。
原:海外でもお酒を飲みながら?
吉田:そうです。フランスだったらカフェに行きますし、飲みながらシャンソンを聴いたりしていましたね。
原:素敵です。
◆低山の魅力を詰め込んだ書籍を発売
原:ここからは、6月25日に発売された書籍「NHK にっぽん百低山 吉田類の愛する低山30 二合目」(NHK出版)についてお話を伺っていきたいと思います。どういった内容なのでしょうか?
吉田:1冊目は去年に出したんですけども、2冊目で山だから二合目という呼び方にしました。日本の百低山のくくりとしては1,500メートル以下なんですね。一つひとつの山にはドラマがあり、入っていくと地元のことも見えてくるし、山そのものの役割も見えてきます。
玉川:「にっぽん百低山」(NHK BS)も観ていますよ。やっぱり最後にお酒を飲むんですよね(笑)。
吉田:そうです。スタッフみんなと収録終りで打ち上げもやりますから。
原:もともと山登りはされていたんですか?
吉田:ずっとしていますね。
原:山登りは何のきっかけで?
吉田:若い頃に渓流釣りが好きだったこともあって、イワナを釣るために源流にまで普通に行っちゃうんですよね。そのときに気づいたのが、同じ沢を下るよりは、頂上に登って下りたほうが早いってことなんです。登ってみたら山も美しいということで登山をするようになりました。今は低山の魅力にハマっています。
玉川:書籍には写真もいっぱいあってコラムもありますね。これを読むと高い山を登っている人が「低い山もいいじゃん」って思えるような本ですよね。僕は登山をしないのですが、低山だからといってしんどくないわけじゃないですよね?
吉田:かなりキツイと思います。とくにスタッフが大変で、カメラはだいたい後ろ向きで歩きながら撮るんですけど、崖っぷちでも撮影しますからね。出演する人間よりもずっと危険を伴います。
玉川:そうですよね。山専門みたいなカメラマンが局にいますよね。そのうち釣り番組の依頼も来るんじゃないですか?
吉田:いいですねえ(笑)。僕、釣りの話をすると止まらなくなりますけど(笑)。
<番組概要>
番組名:ラジオのタマカワ
放送エリア:TOKYO FM
放送日時:毎週木曜 11:30~13:00
パーソナリティ:玉川徹、原千晶
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/tamakawa/