RoborockとSB C&Sは8月1日、四隅の掃除に対応し、部屋の隅まで吸引と水拭きができる新機能と10,000Paの強力吸引力を持つ5way全自動ドック搭載のロボット掃除機「Roborock S8 MaxV Ultra」を発表した。
8月1日より予約受付を開始し、8月23日よりヤマダデンキ(一部店舗除く)とヤマダウェブコムで発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は307,780円。8月22日までは会員向けの記念キャンペーン価格として、197,780円で予約を受け付ける。
「S8 MaxV Ultra」は、ロボット掃除機が苦手と言われていた隅の掃除に対応するため、自動で伸びるサイドブラシと壁際まで水拭き可能な壁キワ用モップを搭載。10,000Pa吸引力と毎分4,000回の高速振動による水拭きを一体型で行う清掃力の相乗効果で、力強く繊細な清掃を実現したとする。
レーザーセンサーによる間取りの把握や高精度カメラと、AIによる障害物回避性能により効率的な掃除を行うとともに、温水モップ洗浄や自動洗剤投入機能を備えた全自動ドックにより、メンテナンスの手間を大幅に削減した。
サイドブラシによる部屋の四隅のカバー率は100%、壁キワ用モップは最大毎分185回転を実現。2本のラバー製メインブラシにより、ハウスダストから大きめのゴミ、ラグやカーペットの奥にからんだ髪の毛までかき出して吸い上げる。メインブラシカバーの内部にはカッターが備わり、髪の毛などが絡まりにくいとする。
水拭き性能は、毎分4,000回の高速振動と高加重モップにより、皮脂やコーヒー、花粉、乾いた汚れを効果的に拭き取る。超音波センサーがカーペットを検知すると、水拭きモップと壁キワ用モップがが自動で20mm持ち上がり、水拭きを停止して吸引掃除のみに切り替わる。また、汚れを自動で検知して適切な清掃モードに自動で切り替える「汚れ自動検知」機能を搭載した。
さらに、顔認証技術に基づく3Dストラクチャードライトカメラと、物体の特徴を捉えるRGBカメラを搭載し、AIが床上の物体を瞬時に分析して位置や種類を特定して回避する。最大73種類の物体を認識し、アプリのマップ上にアイコンで表示。LEDフィルライトにより暗い環境でも効果的に物体を認識・回避できるほか、カメラのプライバシー保護については「ユーザーセキュリティー保護のためのTUV認証」を取得済み。
毎分300回転する高精度レーザーセンサーが部屋を360度スキャンしてマッピングし、効率的なルートで掃除を行う。さまざまなセンサーが連携して障害物を検知することで、段差からの落下や家具への挟まりを回避しながら部屋の中を隅々までスムーズに移動する。
付属ドックは、モップ洗浄、乾燥、給水、ゴミ収集、洗剤投入を自動化する5way全自動ドック。掃除中や終了後に自動でドックに戻り、最高60度の温水と洗剤でモップを洗浄し、99.99%の細菌を除去したのち、熱風で自動乾燥して臭いやカビの発生を抑える。
水タンクが空になると自動給水する機能を備えるほか、ゴミは自動で2.7リットルの紙パックに集められて60日分のゴミを保管し、排気は99.7%の微粒子を除去。580mlの大容量洗剤タンクに洗剤を投入しておけば自動で洗剤を投入し、洗剤の補充は約3カ月に1度で済む。汚れたドックの底面を自動で洗浄するドックのセルフクリーニング機能も備える。
掃除中にペットを見つけると自動で写真を撮影し、アプリでダウンロード可能。ペット用品と設定したポイントの周囲を掃除する際には吸引力を自動で高めるほか、ペットを認識するとメインブラシを停止させてペットがブラシに絡まないようにするなど安全面にも配慮した。アプリでは、付属品の交換目安も確認できる。
そのほか、「ハロー ロッキー」と声をかけることで掃除の開始、停止、掃除モードの変更が可能な音声操作に対応。アプリを使えば掃除ルートがリアルタイムで確認できるほか、部屋全体の掃除が終わるとアプリ上にマップが完成し、進入禁止エリアや掃除したい部屋、エリア、回数などの詳細を設定可能。「スマートプラン」を利用すれば、掃除エリアを選ぶだけで床の状況に応じて吸引力や水拭き強度を自動で調整して掃除を行う。
搭載バッテリーは最大で連続3時間、300平方メートルまで稼働。フロアのマップは最大4枚まで保存可能で、チャイルドロックも備える。