フォーイットは7月31日、クレジットカードのポイントの使い方に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2024年6月13日、15歳~29歳の男女500人を対象にインターネットで行われた。
クレジットカードの利用で貯まったポイント、どのように使う?
全国の15歳~29歳の男女を対象に、「クレジットカードの利用で貯まったポイントはどのように使いますか?」と質問したところ、最も多かった回答は「会計時に利用」で46.8%だった。次いで、「ポイント投資や運用」が20.8%、「商品券やギフトカードに交換」が19.8%という結果になった。また、「クレジットカードを使っていない」と回答した人は15.6%だった。
男女別 ポイントの使い方
男女別で見ると、最も差が大きかった項目は「ポイント投資や運用」で、女性が14.0%だったのに対して男性が27.6%と2倍近い差が生まれた。過去に実施した「どんな方法で資産運用をしていますか?」というアンケートでも、株やNISA、FXなどの投資関連は男性の回答が上回る結果となっており、将来的な経済メリットを得たいと考える方は男性に多いということなのかもしれない。
未婚・既婚別 ポイントの使い方
未婚・既婚別で見ると、「会計時に利用」「ポイント投資や運用」「商品券やギフトカードに交換」「カード請求の支払いに充当」と回答した人は既婚者が上回る結果となった。既婚者の場合、子供がいる家庭も一定数いると考えられ、生活費をはじめとした支出額が未婚者に比べて大きく増えることが考えられる。家計への負担を少しでも減らすため、クレジットカードのポイントを積極的に活用している方が多いことが伺える。
世帯年収別 ポイントの使い方
世帯年収別で見ると、ほぼ全ての項目で世帯年収1,001万円~の人の回答が多くなった。総務省統計局の「1世帯当たり1か月間の収入と支出(総世帯)」によると、世帯年収が上がると消費支出も増えている。また、経済産業省が発表している「消費者実態調査の分析結果(サマリー)」では、世帯年収が上がるにつれてクレジットカード利用の割合が高まる傾向があるとの結果が出ている。そのため、ポイントがたまるペースも早くなり、ポイントを利用する機会や利用方法の選択肢も増え、それぞれの回答率が高まったことが推察される。