Zepp Healthは7月30日、「Amazfit 2024年下半期事業方針ラウンドテーブル」を開催し、今後の日本市場における製品展開などを説明しました。
同社によると、日本のスマートウォッチ市場のなかで、Amazfitブランドのシェアは3%から5%ほど。2024年7月にZepp Healthジャパンゼネラルマネージャーに就任した薗部晃二郎氏は、Amazfitブランドの認知向上に加え、スマートウォッチ市場全体の拡大にも取り組む考えを示しました。
市場の主流はAppleやガーミンなどの高価格帯デバイスですが、近年は健康寿命への関心が高まっており、適切な運動や睡眠を取るためのサポートツールとして、手ごろな価格の商品に注力して潜在的なユーザーに幅広い選択肢を提供したいとしています。
Amazfitブランドはこれまで、本社がある中国で日本のマーケティング戦略も考えてきましたが、2024年秋に日本法人を立ち上げ日本のマーケットに沿った戦略を展開するとし、特に手ごろな価格の製品に力を入れつつ、本来高価格帯の製品に搭載されるような機能も低価格帯の商品に取り入れていくとしました。
販売戦略の1つとして、8月1日10時から主力スマートウォッチの値下げを実施。対象となるのは「Amazfit Balance」「Amazfit Cheetah Pro」「Amazfit Cheetah」「Amazfit T-Rex Ultra」「Amazfit Active Edge」の5製品。最大で15,000円の値下げとなります。
Active Edgeを除く4製品は米OpenAIの大規模言語モデル「GPT-4o」を統合したAI音声操作サービス「Zepp Flow」に対応。1日の最大使用回数が100回までという制限はあるものの、2万円台のスマートウォッチでも高度な音声操作機能が使えるようになります。