「Bike Life Lab supported by バイク王」はこのほど、「再び売却した際に高値の付くバイク」=「“リセール・プライス"の高いバイク」の上位10車種を発表した。調査期間は2024年3月~2024年5月。
ホンダ「X-ADV」が首位獲得!
■総合ランキング
順位 | メーカー・車種 | リセール・プライス |
1位 | ホンダ・X-ADV | 105.6Pt |
2位 | ホンダ・Gold Wing Tour | 98.6Pt |
3位 | カワサキ・ELIMINATOR | 98.4Pt |
4位 | ホンダ・CRF1100L Africa Twin Dual Clutch Transmission | 90.2Pt |
5位 | ホンダ・リード125 | 90.1Pt |
6位 | カワサキ・ZX-4RR | 89.5Pt |
7位 | ホンダ・CB1300SUPERFOUR | 88.4Pt |
8位 | ホンダ・CRF1100L Africa Twin | 87.2Pt |
9位 | ホンダ・NC750X DCT | 86.7Pt |
10位 | ホンダ・ADV160 | 83.0Pt |
◇対象期間2024年3月〜2024年5月
昨年から連続ランクインを果たしている「X-ADV」
総合首位を獲得したホンダ「X-ADV」は、2017年に初登場したアドベンチャースタイルのバイク。今回は2023年10月発表の第46回調査以来の総合首位獲得となった。
見た目はスクーターのようでありながら、エンジンはオートマチック機構のデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)を採用したNC750X系の水冷2気筒エンジンを搭載。街乗りからオフロードまで幅広い場面で走ることが可能で、他にはない唯一無二の立ち位置を確立したバイクとして注目を集めた車種だ。
前回の第48回総合ランキングからは13.1Ptの大幅ポイントアップ。発売されてからしばらく経つバイクだが、何度も総合10位以内へのランクインを繰り返している。海外需要などさまざまな要因が推測できるが、この連続ランクインがいつまで続くのか、今後の動向に注目だ。
総合2位は前回と同位の「Gold Wing Tour」
今回の総合2位はホンダ「Gold Wing Tour」。前回の第48回総合ランキングに引き続き2位にランクインした。順位は前回と同様だが、今回は98.6Ptと前回から5.8Ptも数値を伸ばし、直近の総合ランキングの数値と比較しても首位並みのポイント数となった。
3回連続で総合ランキング入りを果たしている「Gold Wing Tour」も今後の動向が注目される。
総合3位は前回首位の「ELIMINATOR」
総合3位を獲得したカワサキ「エリミネーター」(ELIMINATOR)は、前回の第48回総合ランキングでは首位だったバイクだ。順位は落ちたものの、前回の首位獲得時よりもポイントは5.2Ptも高く、「エリミネーター」自体の車両人気の高さや新車需要の高さがうかがえる。
「リセール・プライス」は、バイクを再び売却(リセール)するときの価格(プライス)を指す。2024年7月現在、新車で購入が可能なバイクを対象とし、オークションで売却した際の落札金額の平均値と新車販売価格を基に「リセール・プライス」をポイント化。ポイント数が高いほど「リセール・プライス」が高いと想定できる。
同指標は中古バイクの年間取扱台数10万台以上の「バイク王」が取り扱うデータを基に、バイク未来総研が独自に集計したものであり、バイクユーザーが新車あるいは中古バイクを購入する際の参考情報として活用されることを目的としているという。
算定基準は、以下の通り。
・国内主要4メーカーが、国内で販売しているバイク(2024年7月現在・逆輸入車を除く)
・新車販売価格は2024年7月現在の価格を基準。カラー等により価格が複数ある場合は、最安値を基準に算定
・モデルチェンジが実施された場合は、最新モデルのみを対象とする
・期間内に、バイク未来総研独自の規定台数に達する流通があるバイクを対象とする