1人でも大人数でも楽しめる線香花火ですが、実は、火をつけてから燃え尽きるまでの間に4段階の燃え方があるのだとか。

マイナビ学生の窓口に所属するZ世代の大学生「トレンドリサーチャー」が注目するニュースを紹介します!

  • 線香花火「蕾」

    線香花火「蕾」

儚くも美しい線香花火の一生

線香花火に点火すると徐々に火の玉が大きくなっていきますが、その様子を、花を咲かせる前に見立てて「蕾」と呼ぶそうです。

ワクワクしながら小さな蕾をジーっと見つめていると……、パチパチと力強い火花が一つずつはじけ始めます。その段階を「牡丹」というのだとか。

  • 線香花火「牡丹」

    線香花火「牡丹」

その「牡丹」が勢いを増し、まるで「松葉」のように沢山の火花が四方八方に広がります。線香花火が大きく花を咲かせる様子に、テンションも上がっちゃいます。

  • 線香花火「松葉」

    線香花火「松葉」

そして、勢いのあった火花が一本、また一本と落ちていく姿はまさに「散り菊」のよう。ハラハラと落ちる火花は徐々に細く短くなっていき、火の玉だけに。火の玉はだんだんと色を変え、光を失い、線香花火はその一生を終えます。

  • 線香花火「散り菊」

    線香花火「散り菊」

こうして燃え尽きるまでの名称を知ると、さらに線香花火を楽しむことができそうですね。SNSで紹介されると、「初めて知りました!呼び方があるんですね…!」「綺麗ですね」「松葉〜散り菊がいぃね♪」といった声が。小さいながらに最大限の光を放ち、最後に静かに燃え尽きるその儚さは、なんとも魅力的。みなさんは、どの段階がお好きでしょうか?

ちなみに、使い切らずに残った線香花火は「とっておく」のがおすすめなのだとか。湿気を吸ったり吐いたりを繰り返すことで、火花がより美しくなるそうです。今年の夏はぜひ、線香花火を楽しんでみてはいかがでしょうか。

トレンドリサーチャー: 吉田晴音
文:CHIGAKO
編集:マイナビニュース ワーク&ライフ編集部