JR東日本は、7月25日から大雨に伴う被災状況や、今後の列車運行計画について発表。山形新幹線は山形~新庄間で8月中旬頃まで運転を見合わせるほか、奥羽本線や大船渡線などで運転見合わせとなっている区間があるという。

  • 山形新幹線は8月中旬頃まで山形~新庄間が運転見合わせに

国土交通省が発表した被害状況等によれば、JR東日本の路線において、7月29日11時30分の時点で奥羽本線の芦沢~舟形間および新庄~釜淵間で土砂流出等、陸羽東線の最上~大堀間で路盤流出、瀬見温泉~東長沢間で土砂流入、大船渡線一ノ関~真滝間で土砂流出の被害が発生しているという。

山形新幹線も乗り入れる奥羽本線芦沢~舟形間では、のり面が崩壊した箇所も。この影響で、山形新幹線は8月中旬頃まで山形~新庄間の運転を見合わせることとなった。同区間のうち山形~村山間は在来線で対応する一方、村山~新庄間は在来線も8月中旬頃まで運転を見合わせる。

奥羽本線の新庄~院内間、陸羽東線の鳴子温泉~新庄間も当面運転見合わせに。運休となる各区間ともバス代行輸送は行わない。陸羽西線の代行バスも新庄~余目・酒田間で当面運転見合わせとのこと。奥羽本線の院内~秋田間は折返し運転を行う。

  • 大船渡線一ノ関~気仙沼間で運転される普通列車

大船渡線は一ノ関~真滝間にて、線路脇ののり面の一部が約10mにわたって流出している箇所があり、一ノ関~気仙沼間で運転を見合わせている。バスによる代行は行わない。復旧の見込みは立っておらず、復旧方法を検討中としている。