東海テレビ・フジテレビ系ドラマ『嗤(わら)う淑女』(毎週土曜23:40〜 全9話)が27日にスタートする。ドラマ放送を前に、主人公・蒲生美智留役を演じる内田理央と、美智留の従妹・野々宮恭子役を演じる松井玲奈が、それぞれの役柄やドラマの注目ポイントについて語った。
出演オファーを受けた時の感想
――最初に、オファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。内田さん演じる美智留は、稀代の悪女かつ、はじめて会った人を動揺させるほどの美しさを持つという役どころです。
内田:オファーをいただき、とてもうれしい気持ちと同時に、プロットに書かれていた「美貌」という文字を見て、そのとき食べ過ぎて太っていたので、まずダイエットしなきゃという危機感を抱きました(笑)。
――そんな危機感が(笑)!
内田:不安もありましたが、恭子を演じるのが松井玲奈ちゃんだと聞いて、絶対に面白い作品になる! というワクワクに変わりました。ドラマに出演させていただくことが決まってから、原作を読んだのですが、すごく面白くて、どんどんページが進んで一気に読んでしまうほどで、この役を自分が演じさせていただけることがより楽しみになりましたし、今も楽しく演じさせていただいてます。
――美智留の美貌を表現するために工夫したことはありますか?
内田:ビジュアル面については、(美智留のコンサルティング会社を訪れる)相談者の皆さんが毎回、美智留の美貌にうっとりするシーンがあるので、それに見合うようになるべくキレイでいないといけないと意識しました。メイクも衣装もトレンドを押さえたものにしていただいたり、美術さんがアクセサリーをたくさん用意して、衣装に合うものを選んでくださったり、私が原作を読んだときにイメージした美智留像にかなり近づいているんじゃないかなと自分でも思うくらい、スタッフの皆さんにフォローしていただいてます。
――松井さんは、オファーを受けた時のお気持ちはいかがでしたか?
松井:理央ちゃんと以前共演させていただいたときは、お互いに顔が見えない役だったので、目と目を見て、お芝居をするのが楽しみだなと思いました。また、原作を読んで、美智留の些細な言葉の投げかけで、悩みを相談しにきたクライアントの人生がガラッと変わってしまうというところが面白いなと思ったのですが、原作の言葉の面白さがそのまま脚本にも落とし込まれているなと思いました。
理央ちゃんの演じる美智留が人を巻き込んで、どんどん物語が進んでいくのを、私は恭子として隣でじっと見守っているのですが、美智留とクライアントが話し始めるシーンは手に汗を握るものがあって、ドラマをご覧になる皆さんにも同じように楽しんでいただけるのではないかなと思います。