江原啓之「親は“肉の年齢”が高いだけ。“魂の年齢”は自分のほうが上だったりするんです」その意味とは?
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
7月21日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
私の両親は、私が小さい頃から不仲です。原因は父から母への暴力です。父は現在、今までのことを猛省し、自分なりに家族と向き合おうとしています。私も10年ほど父親と会話をしなかった時期もありましたが、過去のことは過去とし、両親に親孝行をしたいと思い、行動をしています。

母は、私が父親とコンタクトを取ることが気にくわないようで、不機嫌になっています。私は母から無視をされている状況で、他の兄弟に子どもが生まれても、私に連絡しないように伝えているようです(笑)。

正直、「面倒くさいなぁ」と思いますが、母親の気持ちに寄り添えていないことも事実です。江原さんの「相手は変えられない」という教えから、母に助けが必要なときまで見守るようにしています。こんな私になにかアドバイスいただけないでしょうか?

<江原からの回答>
江原:こういうお宅に生まれると、同じようになっちゃうこともあるかもしれないですが、基本的には反面教師にして、自分は良い家庭を作ろうとしますよね。長所・短所を補い合うんです。

お父さんは暴力を振るったり横暴だったりしたのかもしれませんけれど、今見ると、お母さんもお母さんですよね。ご兄弟に子どもが生まれても、相談者さんには知らせないようにしたり……。お父さんは今までのことを猛省しているのですから、お母さんも変わらないといけませんよね。

相談者さんは偉いです。メールの文面からも伺えますが、大人ですよね。要するに、肉の年(年齢)、魂の年(年齢)というものがあるんです。肉の年で考えれば、確かにお母さんは親かもしれません。しかし、魂の年は相談者さんのほうが上かもしれないのです。だから相談者さんは、そのままでいい。

親は肉の年齢が高いだけ。魂の年齢は自分のほうが上だったりするんです。相談者さんは「相手を変えようとしてはいけません。自分が変わるんです」という私の言葉を守ってくださっているのですね。だからまさに、「しょうがない、面倒見てやるか」「まったく、子どもじみているなぁ」と思って対応していればいいんです。そのうちお母さんも魂の年齢がついてきて、「お母さんも悪かったわ」と言うときが来るかもしれない。だから、そこを見守ってあげる。それが親孝行だと思えば良いのです。

それじゃあ相談者さんは損ばかりかというと、そうではありません。人間関係で頼りにされたり、絶対に良いことで返ってきます。メールを読むだけでも、すごく良い人だと伝わりますから。相談者さんは家族のなかで中立の立場でいて、肩身狭く生きているでしょうお父さんのことも、ときどき気にかけてあげてください。

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「人間関係円滑のコツは、肉の目で見ない事。魂の視点で視ましょう」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子