歳の離れた先輩・上司に緊張してしまう…22歳の相談者に津田健次郎「“嫌われること”を恐れている気がします」
声優・俳優の津田健次郎がパーソナリティをつとめるTOKYO FMのラジオ番組「津田健次郎 SPEA/KING」(毎週日曜 12:00~12:30)。声優として数々の人気アニメ作品、俳優としても話題のドラマ・映画に出演。今もっとも注目を集める才能・津田健次郎のパーソナルな一面が知れるレギュラーラジオ番組です。7月21日(日)の放送では、“歳の離れた先輩・上司に緊張してしまう”という相談に答えました。

パーソナリティの津田健次郎

◆大人もそんなに大人ではありません

<リスナーからのメッセージ>

「僕は幼い頃から、大人と話すときにものすごく緊張してしまいます。今22歳で大人と十分に捉えられる年齢ですが、仕事で上司や歳の離れた先輩と話すときにいつも緊張して、“言葉遣いをちゃんとしなきゃ”“変な人に思われていないか?”などと深く考えすぎてしまいます。そこで、後輩だけではなく、先輩とも交友関係の広い津田さんに“歳の離れた人と接するときでも緊張しないコツ”を教えていただきたいです!」

津田:これね! ちょっと気持ちが分かりますし、若い頃は特にそうかもしれないですね。ただ1つ、このリスナーさんに伝えたいことは、いわゆる大人に見えている人も、実はそんなに大人ではありませんっていうことです(笑)。

自分自身がそういう年齢になって本当によく思うことなんだけど、大人になっても全然ちゃんとしていないですよ。22歳のときに比べたら、経験値も上がって、いろいろなことを学びましたけど、精神年齢は中学生からそんなに変わっていないです(苦笑)。

もちろん、仕事上では(先輩や上司の方と)経験値が圧倒的に違うでしょうから、ある種のリスペクトみたいなものを持って接したほうがいいと思いますけど、例えば「好きな物」だったり、そういう話をするときは22歳も50代もそんなに変わらない。これは留意しておいたほうがいいと思います。

リスナーさんは、たぶん嫌われることを恐れている気がしますね。でも正直、嫌われるときは嫌われます。これはしょうがないというか、言動とかが原因ではなく、ただ(性格などが)合わないんだと思う。とはいえ、仕事で嫌な人がいる場合は、いろいろ面倒なことがあるかもしれないけど、それはそれとして一線を引く、そして粛々とやっていけばいいんじゃないかと思います。

また「実はこういう人間なんです」と一歩踏み込んで、しっかり伝えることもいいと思います。それでも嫌われるなら“自分の人生とは関係ない人だったんだな”ということにしてしまいましょう。最初からそれだと、ちょっと寂しいですけどね(苦笑)。

何より(リスナーさんは)まだ22歳でしょ? 世の中的に“若い”と言われる部類だと思うんですけど、若さの最大の特権は“失敗しても大丈夫、取り返せる”ということだと思うので、恐れずにいろんなことにガンガン失敗していきましょう。失敗したらどんどん成長しますから。

<番組概要>

番組名:津田健次郎 SPEA/KING

放送日時:毎週日曜 12:00~12:30

パーソナリティ:津田健次郎

番組Webサイト:https://15audee.jp/articles/news/arzGScruNeYzMYs9hC6vN9xF