電動マイクロモビリティサービスを提供するLuupは7月25日、西武ホールディングスの連結子会社となるブルーインキュベーションおよび、東急と資本業務提携契約を締結したと発表した。
今回の提携は、次世代の移動インフラを構築し、沿線価値を高めるまちづくりの推進を目的としたもの。西武グループと東急では鉄道沿線の利便性向上や暮らしやすいまちづくりを推進しているが、これに加え、Luupのサービスが短距離で小回りの効く移動手段として“毛細血管”のように補完することで、沿線価値の向上を目指すという。
西武グループとLuupは下記提携を行う。
- 西武線沿線やグループの施設にてLUUPポートの設置拡大
- 自治体・企業・団体などの地域コミュニティがLUUPを運営できる「LUUP for Community」を西武グループ関連エリアへ導入。また、LUUPの新しいモビリティも積極的に導入
- さまざまな形で便利なサービスを創造し、地域コミュニティのオーナーが、魅力的でサステナブルに運営できるモデル開発も推進
東急とLuupは下記の提携を行う。
- 両社の交通データの分析を通じ、東急線沿線におけるポート設置戦略等を連携して策定。東急線沿線や東急グループ施設周辺など、交通結節点となる場所へLUUPポートを設置
- 両社のリソースを活用し、LUUPのオペレーションなど事業の相互的な効率化を推進
- 東急線沿線のLUUPポートを多機能化し(防災拠点としての機能搭載など)、沿線価値を高めるまちづくりを目指す