リクルートが提供する「スタディサプリ進路」は、「将来の仕事・暮らし」についてのアンケート調査結果を7月23日に発表した。同調査は2024年6月4日~6月6日の期間、全国高校生男女692人を対象にインターネットを用いて行われた。

  • 現役高校生が思う「1番目指したい業界の分野」ランキングTOP5

「1番目指したい業界の分野」をスタディサプリ進路で公開している区分をもとに聞いたところ、TOP5はいわゆる"手に職"といわれる免許や資格が必要な分野や、公務員のような試験を経て仕事に就く分野が占めた。

また、目指したい業界を選んだ理由について聞くと、「好き・興味」「共感・やりがい」というソフト面と、「収入」というハード面がバランスよく上位にランクインする結果となった。

  • 少し頑張って目指したい年収は、401~500万円のレンジが最も多い結果に

高校生の思い描く「将来少し頑張って目指したい現実的年収(ボーナス含む)」を聞くと、1位は「401~500万円」(28.2%)だった。次いで、「301~400万円」(16.0%)、「901~1000万円」(12.1%)と続いた。

回答の理由には、「生活に困らない」「安定」「平均」という言葉が目立ち、地に足のついた平均的な生活ができる程度をイメージしているように見受けられたという。なお、国税庁「令和4年分 民間給与実態統計調査」で発表されている全国平均年収(正社員)は、523万円。

また、「人生における仕事とプライベート時間のバランス」を聞くと、仕事の占める割合の平均は「54.1%」で、半々をイメージしていることがわかった。