転職サービス『doda(デューダ)』は7月24日、「年収アップ成功者から見える傾向」を発表した。
2023年8月~12月に「doda」エージェントサービスを利用して転職した人のうち、年収アップに成功した約1万人のデータを分析し集計された内容となる。
対象者のうち、「年収アップ転職」をかなえた人の平均アップ額は90万6,274円で、平均年齢は32.7歳だった。
「年収アップ転職」をかなえた人の年齢別の分布を見ると、最も多くの割合を占める年齢は27歳(8.3%)だった。次いで、26歳(8.2%)、28歳(8.0%)となり、「20代後半」で年収や給料のアップに成功した人が多くを占めている。
年収の平均アップ額を年齢区分別でみた場合、いずれの年齢層においても60万円以上だった。
転職前に就いていた業種を見ると、平均アップ額が最も大きかったのは「IT/通信」で103万5,927円だった。「インターネット/広告/メディア」(99万9,048円)、「金融」(98万3,748円)と続いている。
年収の平均アップ額は全10業種すべてで60万円を超えた。転職前に「IT/通信」「金融系専門職」に就いていた個人の年収アップ額が目立つ結果になった。
職種別でみると、転職による年収の平均アップ額が最も大きかったのは「金融系専門職」(125万16円)で、「技術職(SE・インフラエンジニア・Webエンジニア)」(113万8,375円)が続いている。
転職により年収の平均アップ額が100万円を超えたのは、上記2職種と「専門職(コンサルティングファーム・専門事務所・監査法人)」(112万6,014円)、「技術職(組込みソフトウェア)」(103万6,292円)、「企画・管理」(101万5,089円)の5職種だった。
doda編集長の桜井貴史氏は、年収アップにつながるポイントして「重要 なのは、自分 の人生において 大切にし たいこと や 今後歩みたい キャリアを考えた 上 で 、自分の中で キャリアの軸を 明確にし、自己決定していること、すなわちキャリアオーナーシップの発揮です」とコメントする。