No Companyは7月23日、「情報収集期(2023年6月)」「内定承諾などを行う意思決定期(2024年3月)」それぞれにおける「就活生のSNS活用実態」の調査結果を発表した。
調査は前者が2023年6月8日〜15日、後者は2024年3月5日〜12日、19〜22歳の就職活動をしている大学生(23年6月調査241人、24年3月調査250人)を対象にインターネットで行われた。
まず、就職活動において、SNSで情報収集をすることがあるか聞いたところ、「ある」の回答は「情報収集期」よりも「意思決定期」が多い結果となった。その情報をSNSで検索することがあるという人も、「意思決定期」の方が多かった。
SNSで特定の企業の仕事内容や働き方、社風などに関する発信を見て、その企業に興味を抱いた(もしくは魅力が深まった)経験があるか聞いてみると、「情報収集期」では53.5%、「意思決定期」では50.8%が「ある」と回答した。
「ある」と答えた人に、SNS上の企業情報を見た後の選考や入社の意向度の変化を尋ねると、「意思決定期」では約8割が「非常に上がった」または「やや上がった」と答えた。
次に、企業に対して、どのSNSやメディアで就活関連の情報を発信してほしいか聞いたところ、いずれの時期も「X(旧Twitter)」、「YouTube」、「Instagram」、「LINE」が上位となった。
時期で比較してみると、「情報収集期」では情報がまとまった画像や短尺動画、「意思決定期」では詳細な文字情報や長尺動画が好まれる傾向が見られる。
最後に、企業に対して、オンライン上でどのような情報を発信してほしいか尋ねたところ、「情報収集期」よりも「意思決定期」の方が「福利厚生」のニーズが上がっている事が分かった。