過去の選択を後悔…“人生の選択ミス”をした自分を許せないと悩む相談者に、江原啓之が届けた言葉とは?
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
7月14日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
過去の選択を後悔しています。大学受験のとき、第一志望に落ち、滑り止めの「行きたくもない学校」に行くと決めてしまいました。そのために学生時代を過ごしていた土地が気に入らず、すねて腐って自分の世界に閉じこもり、思い出も経験も得られませんでした。

勉強したこともまったく興味もなく、社会人生活の役にも立っておらず、自分には何もないと感じています。18歳から今日までの10年間を無駄に過ごして失ったことが苦痛です。

あのときに決断を誤り、浪人する・受験し直すといったリカバリーを諦めたということが、私の私に対する信頼を失わせたと感じています。私は、人生の選択ミスをした私を許せるでしょうか。自分を許して間違いを受け入れるとき、どうとらえたらいいのか、コツや材料を教えてください。

<江原からの回答>
江原:協子さん、いかがですか?

奥迫:受験をすることができて、学校に行くこともできて、できたことばかりですよね。学校に行くことができない人もいるじゃないですか。幸せすぎて、そこが見えなくなっちゃっているのかな? と思いました。

江原:たぶん相談者さんも、そこは分かっているんですよ。だから「私は私を許せるでしょうか」と聞いている。「私って馬鹿だったな」と、分かっているんです。しかも27歳でしょう。これが57歳だったら確かにいろいろ大変かな? と思いますけれど、27歳なんですから「ぐちゃぐちゃ言っていないで、早く出発しなさい!」という話です。今ならいくらでも何とでもなる。

私だって、本腰を入れて音楽の勉強を始めたのは30過ぎてからですよ。いちいち「これができなかった、あれができなかった……」と思うのが嫌だったんです。私は親が早くに死んでいるし、やりたかったことをするのにはお金がかかるから、無理だったわけですよ。だから自分で働いて学費を作って行ったんです。

でも、そういうのって終わりがないですし、いつから始めたって遅くない。相談者さんは今、気が付けてとてもラッキーです。27歳くらいのときって、悔んでいるぐらいのほうが、そのあと充実しますよね。

お腹が空いていないときに、何か食べたってあんまりおいしくないじゃないですか。ありがたみが分からない。だからそういう意味では、相談者さんはこれからが楽しみですね。さあ、出発!

奥迫協子、江原啓之



●江原啓之 今夜の格言
「人生に失敗と無駄はありません」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子