国際ビジネスコミュニケーション協会は7月18日、2023年(1月~12月)の世界におけるTOEIC Listening & Reading Test受験者スコアなどを発表した。調査は、TOEIC Programを制作・開発しているETSがまとめたもの。
2023年のTOEIC Listening & Reading Test(以下、TOEIC L&R)のスコアを国・地域別にみると、1位は「レバノン」で834点。以下、2位「ドイツ」(819点)、3位「ベルギー」(784点)、4位「コスタリカ」(777点)、5位「インド」(776点)、6位「イタリア」(763点)、7位「スペイン」(751点)、8位「モロッコ」「チュニジア」(ともに736点)、10位「フランス」(721点)がトップ10となり、「日本」は561点で44か国中34位だった。
年齢層は「21~25歳」が最多の44%。「工学」(24%)、「教養学」(19%)、「経営学」(17%)を専攻している人が多く、職種では「科学/技術職」(24%)が最多。次いで「事務職」(16%)、「マーケティング/販売」(14%)と続いた。
また、よく使用する英語技能は「リーディング」(33%)や「リスニング」(20%)。受験目的は「英語学習のため」や「卒業に必要なため」(ともに28%)、「就職活動のため」(24%)が上位に。
さらに、英語学習の際に最も重要視する言語技能は「4技能すべて」と回答した受験者の平均スコアが最も高い(TOEIC L&R平均スコア 673点)結果となった。