トビラシステムズは7月19日、「電話によるカスタマーハラスメントの経験」に関する調査結果を発表した。
調査は7月8~11日、「過去3年以内に電話によるカスタマーハラスメントを受けたことがある」全国の25~60歳の男女729人を対象インターネットで行われた。
調査結果は以下の通り。まず「カスハラを受けた際の勤務先の業種」を見ると、「その他サービス業」(17.4%)、「医療、福祉」(14.7%)、「卸売業、小売業」(14.1%)と続いた。
次に「電話によるカスハラの内容」を尋ねると、「暴言」(65.3%)、「長時間にわたる電話」(55.0%)が上位に挙がっている。
また、「カスハラを受けたことによる心身への影響」に関して聞いたところ、「怒りや不満、不安を感じた」(66.1%)、「仕事に対する意欲が減退した」(49.8%)、「仕事に恐怖を感じるようになった」(33.9%)という結果に。
そして、カスハラを受けた際に「勤務先でハラスメント対策は導入されていましたか」と尋ねたところ、「はい」(37.4%)、「いいえ」(62.6%)と半数以上で、必要なハラスメント対策がされていなかった。
さらに、「勤務先でハラスメント対策が導入されていなかった理由」も尋ねると、「対応できる部署がなかったから」(52.2%)、「企業が対策の必要性を感じていなかったから」(39.0%)、「人手が足りないから」(29.8%)と続く結果となっている。