俳優の眞栄田郷敦が、主演を務める映画『ブルーピリオド』(8月9日公開)の主人公・矢口八虎と対談し、25日発売の雑誌『月刊アフタヌーン』(講談社)に掲載されることが明らかになった。
同作は山口つばさ氏による人気漫画の実写化作。からっぽだった高校生・矢口八虎(眞栄田)が、1枚の絵をきっかけに美術の世界に本気で挑み、国内最難関の美術大学を目指して奮闘していく物語。美術の経験も才能もない素人が天才的な画力を持つライバル達や、答えのないアートという壁に苦悩しながらも、情熱だけを武器に圧倒的努力で困難を乗り越えていく。
映画『ブルーピリオド』主演の眞栄田郷敦と、主人公・矢口八虎が対談
この度、眞栄田と、『ブルーピリオド』の主人公・矢口八虎の対談が4ページにわたり掲載される。原作の山口氏が本誌のために描き下ろした八虎と眞栄田が2人揃って並ぶ特別ビジュアルも公開となった。
インタビュー冒頭「俺を演じてくれるのがこんなにカッコいい人でいいのかなって緊張しました」と、茶目っ気たっぷりに話す八虎。それに対し眞栄田が「八虎が絵を描いている時の姿勢や雰囲気を大事にしようと思って演じましたが、大丈夫でしたか?」と、八虎に確認する場面も。
続いて八虎が、俳優業と美術における共通点を眞栄田に質問し、眞栄田は「八虎も“自分にしか描けない絵”を目指していくようになりますよね。僕も俳優として、自分らしさや自分だからこそできることを大切にしています」と回答。さらに「努力が才能に勝てるかというと、そうでもなかったりしますよね。でも努力して積み重ねてきた人にしか出せない表現や魅力もきっとあるはずで……。僕自身、才能があるというよりも、日々を積み重ねていくタイプです。いまはそうやって努力していく自分が好きだなと思えるようになりました」と語る。劇中でも眞栄田演じる八虎が「自分は天才ではないから、天才と見分けがつかなくなるぐらいまで努力するしかない」と奮闘するが、眞栄田自身も“努力していく自分が好き“と八虎と重なる部分があることを明かした。その他「自分にはどういう才能があるか?」や、「俳優業を頑張るうえでのモチベーション」など、”情熱“に向き合った2人だからこそ語ることができるエピソードが盛りだくさんとなっている。
この度解禁となった描き下ろしイラスト以外にも、寝転ぶ眞栄田の似顔絵を八虎が真剣に描く様子など、ここだけでしか見られない山口氏による貴重な描き下ろしイラストも掲載されている。
【編集部MEMO】
『ブルーピリオド』原作は2017年6月より月刊アフタヌーンで連載され、「TSUTAYAコミック大賞」「このマンガがすごい!」など国内の主要漫画賞にノミネート、「マンガ大賞2020」を受賞。アニメ版も好評を博し、舞台化もされている。
(C)山口つばさ/講談社 (C)2024映画「ブルーピリオド」製作委員会