女優の桜田ひよりが主演を務めるカンテレ・フジテレビ系ドラマ『あの子の子ども』(毎週火曜23:00~)第5話が、きょう23日に放送される。
■桜田ひより×細田佳央太『あの子の子ども』
第47回講談社漫画賞・少女部門(23年度)を受賞した蒼井まもる氏の同名少女漫画を原作とし、“高校生の妊娠”をテーマに、妊娠が発覚したことで日常がガラリと変わってしまった高校2年生カップルの姿を描いた今作。桜田が主人公の川上福を、細田佳央太が福の幼なじみで恋人の宝を演じる。
今夜放送の第5話では、福が訪れるレディースクリニックの産婦人科医・野田由紀役として板谷由夏がゲスト出演。妊娠検査薬を使って陽性が出た福は、恋人の宝にその事実を打ち明けるも、本心とは裏腹の言葉を次々とぶつけ、つかまれた手を振りほどいてしまう。そして翌日、意を決した福は1人で以前も訪れたクリニックへと向かうのだった。そこで福の診察を担当するのが、板谷演じる野田先生。板谷は「オファーをいただいた時は、“高校生の妊娠”を描く、いろいろな意味で、トライな作品だなと思うと同時に、テーマ性のある作品に参加でき、うれしく思いました。演じる野田先生は産婦人科医であり、桜田ひよりさん演じる福に、命に関わる大切な話をしなければいけない立場だからこそ、あまり感情を含みすぎないように心がけました。桜田さんは、お芝居への集中力が素晴らしく、感動しました」と撮影を振り返った。
さらに2児の母でもある板谷は「私も息子が2人おりますが、我が家も(センシティブな話も)きちんと話さなければならないなと、感じました。同じ男性として事情を把握しやすい父親とも、女性である母親ともオープンに話せたらいいですね。日々撮影に取り組んでいるスタッフ、出演者の皆さんの大事にしたい気持ちが伝わるドラマだと思います。ぜひご家族でご覧下さい」と、コメントした。
第5話で、野田先生の口から「妊娠、してますね」と告げられた福は、思わず息をのみ、その脳裏には宝や晴美(石田ひかり)の顔が思い浮かぶ。さらに、エコーの映像を見せてもらった福は、画面の中で小さく、それでもしっかりと動いている心臓を目にして……。
【編集部MEMO】
そのほか『あの子の子ども』では、茅島みずきが福のクラスメイトで親友の矢沢望を、JO1の河野純喜が矢沢に思いを寄せる飯田智宏を、前田旺志郎が宝の陸上部仲間の笹部隼人を、野村康太が福の兄で大学3年生の川上幸を、橋本淳が福の高校の担任教師・沖田侑斗を、野間口徹が福の父親・川上慶を、美村里江が宝の母で介護士の月島直実を、石田ひかりが福の母親・川上晴美を演じる。