マイナビは7月18日、「マイナビ ライフキャリア実態調査2024年(ライフ編)」を発表した。同調査は4月12日~16日、全国15歳以上の1万4,000人を対象に、インターネットで実施した。
同調査は、就業・非就業や雇用形態に関わらず、現在のキャリアと生活の実態や変化を調べたもの。
まず、ジェンダー平等への関心と話題のしやすさについて尋ねたところ、42.1%が「関心がある」と答えた。年代別にみると、「関心がある」割合が最も高いのは10代(63.3%)、最も低いのは50代(37.5%)で、世代間で大きな差があった。
一方でいずれの年代も「関心がある」と答えた人のうち、約7割は「関心はあるが、話題にしにくい」が占めている点は共通している。ジェンダー平等に関して話題にしたことがある人が、その話をする相手は、「同性の友人」(52.9%)が最も多かった。
正社員のうち、副業・兼業の収入があった人は18.7%で、年間収入をみると「10~30万円未満」(26.5%)が最多回答だった。副業・兼業の理由は「生活費や学費など生計維持のため」(37.1%)、「貯蓄や自由に使えるお金を確保するため」(31.4%)が多い。
未婚者に、独身であることへの考えを聞いたところ、37.7%が「メリットの方が大きい」と答えた。年代別で最もメリットを感じているのは10代(46.6%)、次いで20代(43.5%)だった。
独身はメリットの方が大きいと思う人の価値観をみてみると「デメリットが大きいと思う」回答者と比べ、「結婚/子どもは必要ない」「(家族や友人との時間よりも)1人の時間を多く過ごしたい」という傾向が強かった。
10~30代の既婚男女に、今後子どもを持つことへの意欲を聞くと、「現在子どもなし」「現在子ども1人」の人では、6割以上が「今後子どもが欲しい」と回答した。
しかし、「現在子ども2人以上」では、「今後子どもが欲しい」割合(26.2%)は大きく下がり、「今後欲しくない」回答率が大幅に上がった。
子どもを欲しいと思わない理由をみると、「現在子どもなし」「現在子ども1人」の人で最も多かったのは、「子どもを育てるのにお金がかかるから」※「子どもなし」(42.7%)、「子ども1人」(48.5%)だった。「現在子ども2人以上」の人でみても、最多項目は「今いる子どもだけで十分だから」(55.3%)だが、次いで「子供を育てるのにお金がかかるから」(42.2%)が多かった。