日本HPは7月23日、CPUにAMD Ryzen AIを搭載した個人向けノートPC「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」、およびIntel Core Ultraを搭載したオールインワンPC「HP OmniStudio X All-in-One PC」(27インチモデルと32インチモデルの2機種)の合計3製品を発表した。
価格は「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」は299,200円(7月23日受注開始、9月以降出荷予定)、「HP Omni Studio X 27 All-in-One PC」は259,600円(9月以降受注開始)、「HP Omni Studio X 32 All-in-One PC」が414,700円(9月以降受注開始)。
「HP OmniBook Ultra 14 AI PC」は、ワークロードの高速実行、デバイスの柔軟なカスタマイズ、プライバシーの強力な保護などをオンデバイスで実行できるAI PC。CPUにAMD Ryzen AI 300、グラフィックスにAMD Radeon 800Mを統合し、AMDとの共同設計による最大55 TOPSのNPU性能を提供する。バッテリー駆動時間は最長21時間。
Poly Camera Proアプリを使ったAI対応の900万画素カメラや、Windows Studio Effectsなどのコラボレーションツールを用いることで、没入感のあるシームレスなコラボレーションが可能。
セキュリティ機能には、HPの法人向けPCに搭載されている「HP Wolf Security」を採用。PCのコアを保護しデータのプライバシーとユーザーの生産性を維持しながら、AIを悪用したサイバー攻撃からのダメージを自己修復できるとしている。
「HP OmniStudio X All-in-One PC」は、クリエイティブな作業とエンターテインメント体験を高いパフォーマンスで提供するオールインワンPC。27インチの「HP Omni Studio X 27 All-in-One PC」と31.5インチの「HP Omni Studio X 32 All-in-One PC」の2モデルを用意し、どちらも組み込みAI機能を搭載する。
3つのエンジン(CPU、GPU、NPU)を搭載し、最大でIntel Core Ultra 7とオプションのNVIDIA GeForce RTX 4050 GPU(6GB GDDR6専用)の構成に対応。DP入出力対応のUSB-Cポートを備え、ノートPCのドッキングステーションとしても使用可能。さらにAIを活用したウェルネス機能やプレゼンスセンシングにより、疲労軽減やプライバシーの強化が図られるとしている。
そのほか、4Kスクリーン、500万画素カメラ、Poly Studioオーディオ、アダプティブオーディオを搭載。なお、オールインワンデバイスとして初めてIMAX Enhanced認証を取得済み。高さ調節可能なスタンドを備える。