江原啓之「子どもは親を選んで生まれてくるので…」反抗する我が子の将来を案ずる母親に届けた言葉とは?
スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
7月21日(日)の放送では、リスナーから届いたさまざまな相談に、江原がアドバイスを送りました。

江原啓之



<リスナーからの相談>
娘が大学生になって、さらに反抗が激しくなり、言うことをまったく聞かなくなりました。飲み会やら合宿やらの人付き合いでお金がかかり、「お金が足りない」と言いながらも、依存症のように買い物をしており、部屋は買った物で埋め尽くされた「汚部屋」です。

外泊や朝帰りは当たり前。ダメだと言っても「みんなそうしている」と言い張ります。お尻丸出しのミニスカートやへそ出しの格好をして、とっかえひっかえいろいろな男と遊んでいるようで、薬物や風俗に手を出してしまうのでは……と思うと心配です。

私たち夫婦は真面目に生活しているのに、どうしてこんな娘になってしまったのか、何を言っても通じず、怒りと悲しみと心配でいっぱいで将来が不安です。どうすれば、娘はまともになってくれますか?

<江原からの回答>
へそ出しファッションなどは流行りなどもありますし、それがダサいとされる時代だったら娘さんもやらないと思います(笑)。しかし、海外に行くと、50、60歳のおばさんが平気でミニスカートをはいたり、へそ出しファッションをしていたりします。娘さんのことが心配なのは分かりますが、「ちょっと偏見が強いのでは?」とも思います。

そして「私たち夫婦は真面目に生活しているのに」とメールに書かれていますが、真面目の定義とは何でしょう? たぶん、地味なだけなのではないでしょうか。要するに冒険をしない家だから、娘さんは冒険したいんです。

私はよく「子どもが親を選んで生まれてくる」と話しています。面白みのない、冒険しない親の元に、わざわざ冒険心旺盛なお子さんが来ることで、お互いに学び合うんですよ。似た者同士だけで集まっていたら、きっと娘さんのような人には出会わないでしょう?

そして、こういう子は、生まれてきたくてたまらなかったんです。小さい頃にやんちゃで、どうにもならない子っているでしょう。ああいう子は、生まれてきたくてしょうがなかったんですよ。親御さんからすれば「もう手を焼いて……」と思うかもしれませんが、「生まれたい!」という気持ちが暴走しているわけです。

でも、こうやって「あれをやってみたい!」「冒険したい!!」という子は、ものすごい転び方もするけれど、意外とキュッと大人になっちゃったりします。

お母さんの「娘が薬物や風俗に手を出すのではと心配」という気持ちは、すごくよく分かります。でも、こうやって心配して言っていることは、絶対に娘さんは聞いていますよ。聞いていないようで聞いていて、どこかで絶対に歯止めになっている。子育ては、「自分がどれだけ愛をかけたか」です。その愛は消えないから、注いだ愛を信じていくことが大事です。絶対にそこは信じていく。その気持ちがあれば、娘さんもだんだん変わってくるので安心してください。

江原啓之、奥迫協子



●江原啓之 今夜の格言
「人間関係円滑のコツは、肉の目で見ない事。魂の視点で視ましょう」


<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子