大森:新曲といえば、僕たちも7月3日(水)に新曲をリリースしました~! タイトルは「アポロドロス」! 5ヵ月連続リリースの第4弾です。
こちらは、パリオリンピックを盛り上げる「テレビ朝日系列 2024スポーツ応援ソング」となっています。突如発表したというね!
藤澤:そうなんですよね!
大森:発表される当日までファンは知らなくて、「担当します!」っていうのをドンと発表して、その日の0時にガンとあげるという!
藤澤:まず言いたいのは、楽曲の展開が今までの比にならないぐらい目まぐるしい!
大森:テンポも変わるし!
藤澤:そうそう! ブロックごとめちゃくちゃシーンが変わっていく楽曲だな、と思いました。
大森:なぜかと言いますと、この楽曲っていわゆる“ロックセクション”と“オーケストラセクション”みたいなものがあるんですよ。それは確実に2軸になっていて別曲みたいな感じなんですけど、それは“感じ”ということではなくて、そもそも別曲なんです。
これは、2015年の大森少年、当時18歳が、オリンピックを想定して書いた当時の楽曲が1曲と、今回僕がちゃんと書いたロックセクションの2軸になっているということです。
この曲は当時、「命に花」というタイトルでした。(歌詞に)「綺麗な花もいいけど」というところがありましたね? その部分が、10年ぐらい前に僕が書いたセクションです。それをオリンピックで、ちゃんと正式にやらせていただけるってことだから、当時のイメージ・夢で作っていたものをガッチャンコさせちゃおうっていうところから始まっています。
若井:デモを聴いたとき、「聴いたことある!?」って本当にびっくりした。
藤澤:当時リハスタでも合わせてますからね!
若井:でも、この「アポロドロス」という曲で全然違和感がない。
藤澤:そう。2個がガシャガシャにいるっていうことじゃないの!「アポロドロス」として昇華できているよね!
大森:オリンピックのスポーツ応援ソングっていうことになったときに、たとえばテレビのキャッチとか情報番組とかで一節が使われるだろうと想定するから、先方さんの要望としては「前向きになるような、疾走感のあるもの」って言われて。だけど当時作ったのはフルオケの楽曲で、すごく壮大なものじゃない? うまくガッチャンコさせて「どうぞ好きに使ってください」とやれたらいいかな、と。
「ここから頑張ってください!」のときはロックセクションだけど、たとえば何かを勝ち取ったり、みんなの感動があったとき、悔しい思いをしたときって、ガシガシ行くだけじゃ救いきれない“何か”ってあると思うんだよね。だから「自由に使ってください」っていうことで、1曲なんだけど2曲あるみたいなのは新しいかな、と思って作った。うまいこといってよかったな、とは思っていますね。
藤澤:歌のメロディーと歌詞もそうだし、ピアノのメロディーとか、ストリングスのメインメロディーも、当時のまま!
大森:使ってる音源も当時のままだから。バグパイプとか、琴とか入ってたり、ギターリフがあって……そうやって考えると時間が経ちましたね。だから、突如リリースしたとはいえ、僕らとしては9年、10年分の思いが入っている楽曲です。ぜひ、みなさん大切にしてあげてほしいなと思っております。
番組では他にも、大森が楽曲プロデュースと作詞作曲を担当した「ももいろクローバーZ」の通算22枚目のシングル「レナセールセレナーデ」について語る場面もありました。
<番組概要>
番組名:SCHOOL OF LOCK!
パーソナリティ:こもり校長(小森隼・GENERATIONS from EXILE TRIBE)、COCO教頭(CRAZY COCO)
放送日時:月曜~木曜 22:00~23:55/金曜 22:00~22:55
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/lock/