オーディオテクニカは、スタジオ兼リスニングルームなどを完備した新社屋「テクニカハウス大阪」を7月16日に開所。関西地区の営業拠点として国内営業部、プロオーディオ営業部などを集約し、さらに新たな情報発信の場や、ユーザーニーズに応えるための交流の場所とすることををめざす。

  • テクニカハウス大阪の外観

テクニカハウス大阪の所在地は大阪府大阪市淀川区西中島4-13-17。西中島南方駅から徒歩5分、南方駅から徒歩6分、新大阪駅からは徒歩10分の立地にある。

地上7階建ての建物で、7階にはスタジオおよびリスニングルームとしての機能を併せ持つスタジオを完備。ハイエンドオーディオシステムを常備し、ターンテーブルやカートリッジを中心としたオーディオテクニカのアナログ関連製品や、車載関連製品を“最高の空間”で体感できるとする。一般の来場者を対象としたイベントなども実施する予定。

また、オーディオテクニカの各種マイクロホンやカラオケ市場向けの製品なども試せるほか、映像配信機材を使った動画撮影、動画配信なども行え、パートナー企業向けの勉強会や小規模イベントにも活用していく。

  • 7階のスタジオ兼リスニングルームには、ハイエンドオーディオシステムを常備

  • カラオケ用のほか、各種業務用マイクロホンの開発テストにも利用

1階には、会議室向け音響設備のトレンドを採り入れたオーテク製品を体験できるハドルルームを用意。有線・無線の会議システム、1.9GHz帯デジタルワイヤレスシステム、ビームフォーミングアレイマイクロホン、デジタルスマートミキサーを常設し、実機を活用した商談や配信型セミナー、リモートデモンストレーション、一般来場者のためのショールームとして運用していく。大型ディスプレイやスピーカーもあり、時期未定だが貸会議室としての利用も検討している(最大10人まで)。

  • ハドルルーム

テクニカハウス大阪の会議室にはすべて、「violin」、「viola」、「cello」といったベートーヴェンの7重奏曲に使われる楽器名をつけている。社員から公募したこの名前には「知恵と知恵のアンサンブルにより、より良い意思決定ができる場になるようにという願いが込められている」とのこと。

  • 5階会議室の入口。名称は「Clarinet」

  • 開所式の様子