7月19日に入ってから、業務環境等のWindows 11システムでブルースクリーンが多発しているとSNSなどで数多く報告されている。エラーコードから企業向けEDR(Endpoint Detection and Response)の「CrowdStrike」が原因のようだと目されている。
Windowsデバイスでブルースクリーン(BSoD)エラーが多発し、業務環境に影響しているようだ。日本だけではなく世界中で発生しているようで、エラーメッセージから「csagent.sys」を含むドライバが原因とみられている。これは企業・政府向けEDR「CrowdStrike Falcon Sensor」が提供しているもののようだ。消費者向けにはあまり導入されていないものなので、一般家庭のPCは問題なく利用できる。
再起動からブートできなくなったPCに対して、CrowdStrikeから解決策が提示されている。下記手順で起動できるようになる……かもしれないが、企業や団体から支給されているPCで勝手に対処していいかは自分の所属先に問い合わせたほうがよい。
- Windowsをセーフモードで起動する
- C:\Windows\System32\drivers\CrowdStrike directoryを開く
- C-00000291*.sys(*には任意の文字列が入る)を削除する
- セーフモードを終了し、通常の手順で再起動する