舞台『SLEUTH/スルース』の初日前会見が18日に東京・よみうり大手町ホールで行われ、升毅、戸塚祥太が取材に応じた。

  • 左から戸塚祥太、升毅

同作はイギリスの劇作家アンソニー・シェファーが1970年に発表したミステリー劇。著名なミステリー作家アンドリュー・ワイク(升毅)と、その妻の愛人であるマイロ・ティンドル(戸塚祥太)が互いに罠を仕掛け合い、豪邸を舞台に2人の男による高貴で危険な心理ゲームが繰り広げられる。

舞台『SLEUTH/スルース』初日前会見に升毅、戸塚祥太が登場

同作にはA.B.C-Zの橋本良亮が出演する予定だったが、6月24日に体調不良のため一時活動休止を発表。代役として同グループの戸塚が出演することとなった。戸塚は「彼にはしっかり休んでいただきたいので、安心して、ここは僕がサポートさせていただきますということで、そういったつもりでもステージにも立たせていただきたいとは思ってます」と心境を表す。

さらに戸塚は「今日の朝、『初日おめでとうございます』という風にメールをいただきました、わざわざ。大変な状況だと思うんですけど、わざわざ連絡をくれたので、『頑張ります』と返事をしてきました。『わざわざありがとう、連絡くれて』と」と明かした。

升は戸塚について「すごく男気を感じますね。単純にはっしー(橋本)のために『俺が』と背負ってくれてる部分だったり、素敵だなって思います」と称賛。升が「僕のところにも、今日の朝、はっしーから連絡が来て。稽古もずっとそうだけど、やるのは僕ら2人だったんですけど、やっぱりはっしーもいて、一緒にこの作品に関わってくれてるなって感じが……」と話し、2人がセットを見ると、人形の姿が。

  • 戸塚祥太、升毅

升は人形を橋本に見立て「2人芝居になってるんですけど、ずっと『もう1人いるな』とは思ってますけど……はい、すいません、嘘です」とジョーク。戸塚は「あれはジョニーです」と訂正する。升は改めて戸塚について「初めてとっつーと稽古した日の段階で『お、すげ!』って。ちゃんとホン(台本)を読んで準備ができて稽古できて、すごく嬉しくて。逆にそれがこっちにはプレッシャーになったんですけど、でもすごくいいプレッシャーをいただいたんで、そこからもうずっと、男気だなと」と語った。

2人ともかなり追い込まれているというが、戸塚は「昨日急に来まして……急に昨日緊張したんですけど、今朝、橋本くんからメールをいただいたんで、少しほぐれてきて」と橋本に感謝。「彼も一緒に戦ってくれる。彼も自分の現状と今戦ってますから、僕もここでしっかり戦って、升さんの胸を借りて、先輩に飛び込んでいこうかなと思い直しました」と勇気をもらったようだった。

公演は東京・よみうり大手町ホールにて7月18日~7月28日。

  • 戸塚祥太、升毅
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