メール共有・問い合わせ管理システム「yaritori」を提供するOneboxは7月18日、「休暇中の仕事の連絡」に関する意識調査の結果を発表した。調査は6月18日、20~59歳の会社員300名を対象にインターネットで行われた。
2人に1人以上が休みの日に仕事の連絡を確認
休みの日に仕事の連絡(メール・チャット等)を確認している人は59.33%と、過半数を占める結果になった。
仕事の連絡を確認している人のうち、8割以上が返信
前の質問で「はい」と回答した人に「返信までしたことがあるか」についても続けて聞いたところ、85.39%の人が返信をしていることがわかった。
休みの日に仕事の連絡を確認・返信してしまう理由は?
「休みの日に仕事の連絡を確認・返信してしまう理由」についても聞いたところ、最も多い回答が「緊急の対応が必要な場合があるから」で、続いて「自分にしか対応できない仕事があるから」という結果になった。これは、職場が特定の個人に依存している、あるいは、個人がそのように感じてしまう環境下にあることが推察される。
3番目は「休み明けに仕事が溜まるのを防ぎたいから」と、休み明けの業務負荷を軽減するために、仕事の先取りをしている姿勢がうかがえる。
4番目には「上司や同僚からの指示があるから」とつづき、職場の人間関係や組織風土が起因していることがわかった。「会社のメールシステム・チャットが休暇中でも通知を送るから」については全体を通してそこまで多くはないものの、スマートフォンなどのデジタルデバイスを休み中も携帯していると"つい"見てしまうという行動様式が見受けられる。
6割以上の会社が休みの日の連絡対応に関するルールを設けていない
今回調査した300名に、勤務先の休みの日の連絡対応について聞いたところ、63%が「特に制限がない」と回答。明確な社内ルールがないがゆえに、休みの日に仕事の連絡を確認してしまう人が多いのではと推察される。
休みの日の連絡対応を減少するには「社内ルールの整備」から
休みの日の連絡対応を減少するために有効な対策を聞いたところ、最も多かったのが「休日は連絡を見なくていいなどの社内ルールの導入」という結果になった。社内ルールがないことが多いことからも、まずはルール整備が肝になることがわかった。次に、「休暇中の対応を前提としない文化の醸成」「代理対応(ツール・人)の仕組みの強化」と続き、ルールだけでなく、それを根付かせるための組織・仕組みづくりも重要であることがうかがえる。また、少数ではあるものの「生成AIなど新しい技術の活用」を期待する声もあがった。
yaritori調べ